春闘

自民党と共闘を組むって・・・ことになるんでしょうか?
参院選までの我慢とか辛抱だと、自重気味の安部政権を揶揄する声も聞こえますが。
私は、所信表明や国会での答弁を聞いて、そんなことはないのではと思っています。
取り分け。安部さんを始め、麻生副総理や甘利経済相が「アベノミクスを推進する我々の意欲なり、力なりを認めて賃上げして頂きたい」と経団連の会長に迫ったり。「報酬の引き上げを検討している企業は声を出して欲しい」と呼び掛ける様は、穿ってなどいないのでは・・
賃上げする企業に「賃上げしたなら、もっとアピールして欲しい」と一部流通・サービス企業が賃上げに動き始めたことに言及したり。「経営者が我々も取り組む」と言ってくれれば・・・波及効果もでるとの発言も本音。
景況感が改善しているのに投資や賃上げに依然慎重な企業が多いのは、参院選次第でアベノミクスが骨抜きになるとの意識が強すぎないか。我々は必ず選挙に勝ち、経済の再生実現するから。賃上げに舵を切って欲しいとの経済団体へのお願いも真剣味が増している。
私の細やかな経験からすれば。自民党政権が、経団連に賃上げの要求をする。あるいは、景気回復には労働者の報酬引き上げるべきと、本気で言及するのは始めてのこと。
自民党は資本の側で、民主党は連合など労働団体がバックの政党。
そんな55年体制(資本対労働)の概念で、与野党を見ていては、理解できない発言です。
春闘の時期。連合や労働団体は、従来と同じ手法で「春闘」を闘うのか。それとも、安部政権と共闘を組んで「賃上げ闘争」を展開するのか?労働団体の真価が問われそうです。Goto

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