特別な日

いつの日か、天国で親父殿と酒酌み交わし・・生きた証を語れればと願う
お待たせいたしました。なんて、自分で自分に言い聞かせて・・・どうするんだと苦笑するのですが。私目・・・本日で念願の、いや、やっと、噂の「前期高齢者」に辿り着きました。そうなんです。今日12月10日は65回目の誕生日なのです。
還暦すぎての誕生日なんて、別段、嬉しくもないのですが。多少感傷的なって今日を特別な日として迎えました。なぜかと申しますと、我が師と仰ぎ・・・尊敬し、いつの日かその掌から飛び出し大海を泳いで見たいと念じ、時に触れ折に触れ、その生き方、生き様を思い起こし・・・乗り越えねば、一人前にはなれないと思ってきました・・
残念ながら、その背中は偉大で大きく、死後四半世紀を過ぎたにも拘らず、その厚みと幅・・人間力を鑑みますと・・・なんと我は未熟か、愚かか、何ひとつ乗り越えることができないではないかと忸怩たる思いで生きていますが・・・幸か不幸か・・・
享年65歳で世を去った「親父殿・・・後藤数次」の年齢にやっと達することができた・・これから先は、我が羅針盤であった親父殿の踏み込んだことのない世界・・・即ち、まずは年齢だけですが、掌の外へ飛び出すことができた・・そんなことなんですが、私にとっては特別な日です。
今日からは、親父殿から受けた薫陶の数々を思い起こしながら。これからの人生、どれだけの時間が与えられるかはわかりませんが、時間を無駄にせず、一つ一つ、おり時々の事象、出逢った人々、お世話になった一人ひとりに思いを馳せ・・・焦らず、丁寧に、心して生きて行かねばならぬと思っています。
なぜなら、いつの日か、親父殿に再会した折、酒酌み交わしながら、ドヤ顔で「親父殿が経験したことのない世界」について、生きた証を自慢気に語りたいからです。とは申せ・・この特別な日・・65歳まで生かさせて頂いたこと・・各位に心より感謝申し上げます。Goto

コメント

  1. Goto より:

    ありがとうございます。
    もうひと頑張りです。
    Goto

  2. 藤掛 より:

    Happy Birthday!

  3. レモンハート より:

    こんばんは。
    おめでとうございます。
    自分の親父のことを、つい思いだしてしました。生きてるときは、喧嘩ばかりで相談したこともありませんでした。今は(死んでからは)、良きアドバイザーです。親父だったら、この苦境、この時代をどう生きむくのか?なんて相談ばかりしてます。僕にとっての親父は、いつまでも超えることができない存在です。戦争を体験し、軍歌を歌い、小学生から丁稚奉公をし休みなく働き裸一貫で年商10億までに大きくした親父、良くも悪くも大正生まれの男でした。記憶はますます鮮やかになるばかりです。