左翼教条主義

平気でダブルスタンダードを論じるほど恐ろしいことはありませんね。
毎日新聞の夕刊に、集団自衛権を改憲解釈で安倍内閣が閣議決定したことを受け、逆戻りへのノーだったと題して「いつか来た道に戻るな」と安倍首相の独壇場をなげき、派閥隆盛の時代が懐かしいと、まるで、派閥政治の時代に戻ることが、日本の平和が維持できるかのようなコラムが掲載されました。
集団自衛権は戦争への道と断定。それを阻止するなら、派閥の復活も仕方がないとの論調って「いつか来た道」でもこの道は戻って良い道で、改憲解釈はダメなんて、そんな理屈があるでしょうか。昔、左翼教条主義って考え方がありましたが。平和主義を通すためなら戦争も仕方が無いと言う、自己矛盾の権化のような考え方です。
コラムニストを批判する積りはありませんが。歴史は繰り返すものと考えれば、後戻りもあるでしょうが、教条主義で、物事を捉えることこそ自己満足はありません。毎日新聞って、平和主義の理想を追うあまり、教条主義者の集団になってしまったのではと思うのですが・・・
一点だけお聞きしたい。では自衛隊は合憲ですか。自衛隊は軍隊ではない。自分の国を守るための最小限の軍備しか持っていない。それは憲法9条に違反しない。 そうでしょうか?その時々に自分の都合の良いことを言うのをダブルスタンダードと申します。
左翼教条主義者が、こと憲法となるとなりふり構わず派閥政治まで肯定するダブルスタンダードになるのは、驚くことではありませんが。今や派閥は弱体化したが「少なくとも今の保守党にとって派閥は必要悪だ」とする主張を堂々と振りかざす読売新聞の主筆の言の方が筋が通っていると思うのですが。
私は読売の主筆の老害を支持も理解もできませんが。ダブルスタンダードだということさえ気づかない毎日のコラムニストこそ、この国を貶めていると思うのですが。そんな視点で毎日の夕刊コラム(・毎週掲載されます)を読んでみると面白いです。Goto

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