温水洗浄便座

家電と言えるかどうかわかりませんが・・輸出商品の代表格になるのでは・・・
障害者の使いがっての良い商品は健常者にとっても価値がある。ウェルフェア商品フェアで掲げられたスローガンです。まさに「必要は発明の母」です。我が家も築25年を超えました。風雪に耐えて頑張ってくれていますが、そもそもが安普請、あちこちにガタが目立つようになりました。
取り敢えずは、トイレだけはと数年前に新式の温水洗浄器に取り替えました。洗浄後自動で流ます。実に快適で便利です。聞くところによりますと、トイレほど進化している住宅設備はないそうで。蓋の自動開閉、消臭、脱臭それに抗菌・防汚、更には芳香まで・・
「余平生所作文章 多在三上 乃馬上枕上 厠上」・・・中国の古人曰く・・孤独になってモノを考えれる場所は馬の上と寝てる時とトイレに入っている時の三上だと。しかし、音楽の再生機能や、いくらお尻を乗せるからって、座るだけで血圧も体温も計ってくれる便器ではトイレも落ち着いてモノを考える場所ではなくなりそうです。
世界には衛生的なトイレが使えず困っている人が23億人もいるそうで、学校にトイレがないから通学しない子供もいるようです。(毎日新聞・水説)日本のトイレ事情は国際的に見れば「奇跡」、ましてや「温水洗浄機能便器」が公衆トイレにも設置されている国など考えられないと。
そもそも温水洗浄便座は「痔」の患者向けに米国で開発され、それが健常者の利便のため、日本メーカーが改良を重ね現在の機能に。障害がイノベーションに繋がった例ではないでしょうか。因みに温水洗浄便座普及に貢献したのが「お尻だって洗って欲しい」・・そんなフレーズで女優さんが語り掛けたCMです。
爆買いの東南アジアの観光客が、最近、目を付けた商品が・・・「温水洗浄便座」・・そのせいなんでしょうか、業界No,1のシェアを誇る「ウォシュレット」のTOTO・・決算の見通しが前期比40%増とか。トイレを家電と言えるのかどうかはわかりませんが、次世代の白物家電輸出商品の代表になるのでは・・・Goto

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