歪んだ美

美化運動戦争を誘発する思想??
私は毎朝のウォーキングに小さなゴミ袋を持って出掛けます。
歩く道は、毎日、ほぼ同じ道で県営の総合運動場とその周辺です。
催事がありますと、空き缶やコンビニの袋、タバコの吸殻が落ちています。
それを、拾い集めながらテクテクと歩きます。
7年近くそうしていますと、もう、癖になって・・・
車道に落ちてるタバコ箱など、拾わないと気になって前に進めません。
朝日新聞の「耕論」に如何にも朝日らしい「美意識」に対する意見が掲載。
タイトルは「快さの裏側に」で「美は絶対の正義」なのかを論じています。
論者。政治権力は文化芸術、エンターテインメントなどの美しさを利用しようするもの。
「軍歌」はその最たるものだった。歌の美しさの裏側には、常に、国民を誘導・・
「非常時」のムード押し付け、意のままに国民を操作する道具とした。
トイレの掃除指導などを行うNPO法人「日本を美しくする会」は・・・
学校の先生達に、丁寧に、ひたむきに、素手で便器を磨き上げる研修を行っている。
その責任者が「美しい日本の憲法つくる国民会議」の代表世話人のひとり。
だから、トイレを含め美化運動を推進する集団は、「この美しい日本を汚す奴は許せない」
と、「汚れ」を排除し、漂白したいという欲求を孕んでいる。
その背景が「日本ヨイ国、清イ国」・・戦時中の修身教科書・・でなければならないとし、
国家の神聖化異物排除思想と連動しているともうひとりの論者は語る。
理詰めの議論を軽視した「美」という観点批判する。
その考え方が、回り回って暴力(戦争)引き寄せた歴史はいくらでもある。
だから、掃除文化も政治の世界に持ち込まれると危険であると・・・
そりゃそうかも知れないが。如何なる「美意識」も全てが戦争に繋がり・・
安倍首相の歴史観がその背景にあり、この国は危ない方向に進んでいると、
耕論は全ての「美意識」をそこに結ぶつける。如何にも朝日的でないか。
では私の日々のごみ拾いも突き詰めれば、「美しいさの裏側」として、
戦争を助長する右翼的思想の具現化ってことになるのだろうか?
笑っちゃいますね。でも道路にゴミが落ちてないと嬉しいものですよ。Goto

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