商魂

チョコレートと恵方巻・・・なぜ、食べるんでしたっけ・・・
モノが売れない時代。あの手この手と知恵を絞る。
最近の日本商法の特徴ではないか。
外国の風習や宗教的習慣を日本的にアレンジして、それが定着しているのも多い。
フィーバーしている一つが・・バレンタインデーのチョコレート。
昨今、女性から愛を告白するなんて、珍しいことでもない。
しかし、そんな意味合いとは関係なく、年末のケーキと同様に、
バレンタインデーには街中にチョコが溢れ、飛ぶように売れる。
本場の国でもそうかといえば。バレンタインデーに「なぜチョコ」と首を傾げる。
読売新聞のデータをベースにした特集「見る」で、バレンタインにチョコを買う目的の調査。
彼に渡す・・告白のため「本命チョコ」3年連続で2位。1位は自分で食べる「自分チョコ」
3位は「義理チョコ」だそうな。だから「自分へのご褒美」で高級チョコが売れるんだそう。
そういえば、一箱1万円でも買えない。高価なチョコがありますね。
チョコメーカーはホクホクかと思えば、ほとんどが海外ブランドですって。
今日はバレンタインデーだから、チョコの話ですが。
どんな風習でも商売に、日本商法の逞しさで最近よく理解できないのが
節分の日に方角を定めて「巻き寿司」を咥えると願いが叶う「恵方巻」・・・
いつの頃からそんな風習があったのか。なんでも関西のローカルで。
それをコンビニが取り上げ、フィーバーしたのですが、今年は随分売れ残ったようです。
関西の人。「恵方巻」って「花街の遊びだよ」・・と意味深に。
「そんなモノが、全国区になるんかいな」と。へー、そうなんですか。
京都のお寺の神事か発祥かと思ったんですがねぇ。花街の余興・・・知らなかった。
そんなことが知られつつあるんで、ブームが去ったんだろうか。
いやいや、「恵方巻」は寿司ブームに繋がり・・・
2月3日は鬼退治した後に、家族団欒、手巻き寿司パーティー。
そんな方向に行くんではないか。日本商法は逞しいですから。
「本命チョコ」が「自分チョコ」に変質するように。Goto

コメント