キッズウィーク

「休み方改革」って「働き方改革」に名を借りたポピュリズムだ。
政府の「働き方改革」の柱は「長時間労働の解消」と
「同一労働同一賃金」の2本だと思っていたら・・どうも様子が違う。
まったく浸透していないし、するハズがない。「プレ金」
(プレミアム・フライデー)もその一環だった・・・
東京の大企業ならいざ知らず、ローカルで金曜を15時で切り上げて、
酒を飲みに行け・・なんていえる企業があると思うその感覚が理解できない。
それも「働き方改革」であり「労働過重」対策であり、
更には飲食店にお客を誘導する「景気対策」になるとは・・・まったく理解不能・・・
とても信じられない。
ここまで「働かないこと」を・・・それも勤勉を旨とする国民に
政府が音頭を取って奨励するなんて、ポピュリズムも甚だしい・・・と
呆れているのだが・・・・
またまた、とんでもないことを言い出した。
「休み方改革」の推進だと。公立学校の夏休み(長期休暇)を
5日間減らし、別の月の月曜から金曜に振り替え・・前後の土日と合わせ、
9連休にする。親はその間、有給休暇を5連続で取って、親子で遊んで歩け・・
そうすれば、兎角問題なっている有給休暇の消化になり、
親子のコミュニケーションも取れるし、地域振興にも繋がることになる。いいことばかり・・
名付けて「キッズウィーク」・・こんな素晴らしい「休み方改革」はないと。
夏休みを減らして、学校で勉強させる時間を増やすなら、分かるが、
9連休を新たに作って親子で遊べなんて、まさか文科省が「良い案」だというのか?
プレ金でさえ「仕事はどうするのよ」と躊躇、浸透しないのに・・
「ハイ・5日連続有給休暇を取得します」なんて、誰が言うのでしょうか。
この案を打ち出したのは「教育再生実行会議」だと、誰がメンバーなのか知りたい。
どうせ、仕組みで収益が上がる企業の代表者か、
汗水垂らして働いたことのない学者、文化人の類ではないかと想像するが・・
(大半が大学教授、それに3名の知事と教育長。座長は早稲田大学長でした)
「家庭や地域の教育力を高めるためには、大人が子どもと
向き合う時間の確保が重要だ。官民挙げて「休み方改革」を進める」と
力む安倍首相。
安倍さんの「働き方改革」を支持するひとりとして・・
「働き方改革」に名を借りれば景気回復、経済成長に繋がるなんて考えているとしたら、
安倍さんもどこかで、ピントがズレたとしか思えない。Goto

コメント

  1. レモンハート より:

    こんにちは。大人が本気で遊んでも仕事にはなりません。ただ、大人が本気で仕事するとそれは遊びになります。そういうこというと変だとからかわれる世の中になりました。でも、僕は後者であり続けたいです!