新聞の信条

未来を拓く羅針盤であって欲しいと願う・・・・
四月は年に二度あるテレビの改編期です。
テレビっ子にとって、どんな番組が構成されるのか。
楽しみにしている向きがありますが、昨今のテレビっ子って高齢者のことです。
私の友人たち、大半がリタイアして悠々自適の生活、
どんな時間の過ごし方をしているのかと問うと、結構優雅・・・
日柄、パソコン(最近はタブレット)で手持ちの株動向を探り・・・
空いた時間はテレビを見ているって。
新聞はどうだいって聞きますと、「ワイドショーって、昼間ずーとやってるから」
「それを見てる、新聞は取ってはいるが、活字を追うのが面倒だからなぁ」・・
巷間言われる活字離れは、高齢者が新聞を読まなくなったからではないか?
と思う次第です。因みに、我が社の情報誌はどうだいって・・
「あれは、役立ってるぞ。女房と捲って、あちこち行くよ」と、
お世辞を言うような連中ではないが、嬉しい答えが。
新聞も4月は「紙面刷新期」・・・まず、読売が先行告知。
タイトルが「新紙面やさしく、おいしく」で、暮らしコーナーと、食を充実させると。
暮らしは、木曜にMONEYと安心の設計。土曜にはエンタメの充実。
日曜には仰天ゴハンと題して、食、それも「和食」を文化ふんだんに。
知に関しては、スマホやSNSなどのデジタル機器やサービスについて、
便利な使い方や注意点などを易しく解説するページを設けると・・・
これが「知」なのかと疑問なのは、教育面の改編・・・
4月から小学校の教科になる「道徳」に合わせ、
子供の心に響くタイムリーなニュース教材を届けると。
なるほど、やさしく、おいしくをテーマにした内容ですね。
でも、新聞命の私としては、疑問です。益々高齢者向きになって行くのが。
怠惰だとは思いませんが、資産運用とテレビっ子で日々過ごす
高齢者に迎合するのが新聞だとは思えない。
読売新聞の信条は・・・・・
自由主義・・・責任ある自由追求する。
人間主義・・・個人の尊厳と基本的人権に基づく。
国際主義・・・日本と世界に平和と繁栄に貢献する。
を標榜し、真実を追究する公正な報道、勇気と責任ある言論により、
読者の信頼に応える・・・と高らかに理念を謳う・・・
読売だけを切り取りましたが。
どこの新聞社にも綱領があり、理念が明確です。
この紙面改編・・・崇高な企業理念との整合性が感じられないのは・・
私だけでしょうか。新聞は「未来を拓く羅針盤」であって欲しい。Goto

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