暴徒化が反骨精神?

フランスは自由、平等、博愛の国なのか?
もう何年前になるでしょうか。年末になると思い出すことがあります。
35年前になりますかねぇ。年末にイスラエルに行き、新年をフランスのパリで迎えました。
お決まりのことですが、ドゴール空港で、荷物が届かず。
(今はわかりませんが、当時はフランスの航空会社に搭乗すると、頻繁に起こった)
仕方なく……貴重品と免税店で購入した土産物だけを持って、
宿泊予定のパリ日航ホテルへ。部屋に入ったが、宿泊料金の割には……洗面用品もない。
ではと、近所の雑貨屋に必要品を買いに。1時間も経たず部屋に戻ったら、ないんです。
免税店で買った土産物が……
誰かが部屋に入って持ち出した以外には考えられない。
そんな馬鹿なと。日航です。マネジャーは日本人でした。問い合わせ……
何度も事情を説明したのですが、暖簾に腕押し……
そうしたらどうでしょう。部屋に荷物もなく空室でお客の忘れた物だと、
メイドが持ち出したと。忘れ物なら保管されているはずなのに、
彼らも問い詰めたんでしょうが、そこはそこ、戻った品物を検品させられ、
返却証明にサインしろで、謝罪もない。これがフランスかと。呆れたもの。
話は、まだ続きます。翌日、荷物が無事戻り。大晦日。
ではと、シャンゼリゼ通りで新年のカウントダウンのイベントがあると聞き、
「折りたたみの財布」だけをズボンのポケットに入れて、地下鉄に乗って出掛けたら、
「妙に人に接するなぁ」なんて思いながら、凱旋門を見上げる地上に……
ふと気付いたら。「ない、ない」財布がない。擦られてんです。
これがパリか。二度とパリなんかと思ったのです。
で、このところのパリ中心部での暴動。
知識人に言わせると、フランスは植民地解放や五月革命と深い関係があり、
フランスの歴史には「反骨精神」根ざす。その証左であるというが。
商店への乱入や掠奪、その映像を見ると、明らかに暴徒化した犯罪行為です。
何が、自由、平等、博愛の精神に満ち満ちた国か?
フランスには歴史や伝統を重んじながら、多様性を受け入れ、
社会を変えていこうという力がある。その源がフランス革命「レ・ミゼラブル』であり、
現代史においては五月革命だったといわれても……
何十年経っても、フランスは「嘘と犯罪」の国から何も変わっていない。
そんな気がするんですが、私にも変なトラウマが宿っていると苦笑いです。Goto

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