ラジコン建機

「ソサエティ5.0」時代に入りました。人手不足って、いつまで続くのでしょうか。
人手不足が限界だと、この4月から「改正入管法」が施行され、
外国人労働者を大量に雇用することになる。
確かに、「好況」(地方では実感が薄いですが)で労働人口がますます不足する時代です。
例えば2025年には建設技能者が130万人不足するといわれる……建設現場。
致し方ないとは思うのですが。もう少し長い目で(長いと言っても5年以内です)
「ソサエティ5.0」を見た方が良いと思うのですが。
来年、東京五輪に合わせ、選手や関係者の移動に自動運転車が実用されます。
そんな時代です。今のように建設現場で多くの労働者が働く姿が続くとは
とても思えません。建機などは、人がいなくても遠隔操作で動くなんて、
当たり前のことになるのではないでしょうか。
建機の技能者はスーツ姿でオフィスに出社。
モニターのスイッチを入れれば、臨場感溢れる現場が写し出される。
遠隔操作で建機は思いのままに動くことが日常茶飯事ってことに。
現実には高速大容量の次世代通信規格「5G」を活用して、
コマツやコベルコなど建機メーカーは20年以降には遠隔操作が可能になるよう、
実証実験を重ねている。5年を経たずとも多くの建設現場に省人化された
建機が動き回ることになる。
これは建機の技能者の話だが、建設現場ではロボットが導入され、
彼ら?が人間の代役をしてくれるのも時間の問題ではないだろうか。
となると、130万人の建設技能者が不足するって話も、議論の対象から
外れるのではないか。
建設現場に人がいなくて、作業が効率化され、そして24時間稼働、
工期が3分の一以下に短縮される。そんなことが遠い未来のことと思っていたら大間違いです。
5年後には少なくとも建機は遠隔操作で動くようになります。
ということは、省人化は建設現場だけではない。
あらゆる分野で省人化が起こるってことです。
人手不足は限界だ、求人倍率が史上最大だ、外国人に働いて貰わねば……などと、
鐘や太鼓で、求人応募をする時代って、今だけかも知れませんね。
この時代、我々はどんなスキルを身につければ、
生きていけるのか、そのことも視野に入れて、今を生きる必要があるのではと、
思う「ラジコン建機」の時代です。Goto
注、「ソサエティ5.0」
ネットとリアルを高度に融合させたシステムで、
経済発展と社会課題の解決を両立させ人間中心の社会(ソサエティ)のこと。

コメント