バカバカしい時代

46歳、最年長のタイトル獲得おめでとうございます。
「オマエのブログは難しい」なんでそんなに硬いのだ。
「面白味がない」「ウィットに富んでない」「誰が読むか」なんて、
ひどいじゃないかと思うほどに、批判を頂いています。
誰かに読んでもらいたい。「すごいねぇ」「頑張ってるわねぇ」
なんて、評価を期待して書いているわけではない。
と、開き直っているわけでもないのですが、せっかくのブログです。
趣旨は伝わればと思っています。
ブログのネタ。大半は全国紙から拝借するのですが。
今日は、随分躊躇しながらですが、中日新聞の9/28夕刊から、引用してみます。
気にさわる関係者には、ごめんこうむりたい。などと殊勝に言って見たいのですが。
新聞って、こんな程度かと呆れたので。いや、夕刊だから遊んだのでしょうね。
史上最年長「七度目の正直」……将棋の王位戦七番勝負で木村一基棋士(46歳)が、
29歳の豊島王位を破って……新王位についた。(王位戦、中日新聞主催)
と、中日新聞は夕刊トップで報じた。
記事は木村新王位の過去を振り返り……2007年雑誌「将棋世界」に木村王位が
寄稿した記事を引用「負けと知りつつ、目を覆うような手を指して頑張ることは
結構辛く、抵抗がある。でも、その気持ちをなくしてしまったら、きっと
坂道を転げ落ちるかのように転落していくんだろう」と自身の棋士人生を、
的確に表現した名文……と報じている。
棋士の世界では、そりゃ高校1年生の藤井七段など、若い人が頑張る時代です。
46歳なんて、私に言わせれば、小僧もいいところですが……
それを、わざわざ、そう書いて、記事にしたいのでしょうね。
理由は……高齢でも王位はとれる。最年長で王位とったぞ凄いと煽り……
それこそ高齢者よ、頑張れ「オマエもやればできる」と言いたいのでしょうねぇ。
そこまでは、記事として認めましょう。
でもです。写真をご覧下さい。なぜ、あえて?写真、そうです。
頭の毛が抜け落ち、ない。ハゲている写真を、そんなに大きく掲載するのでしょうか。
例えば、障害者の肉体的な欠陥をですよ、それをあげつらって、写真が載った、
団体があるとしましょう。メディアはどうしますか。もう鬼の首を獲ったが如く…
報道するでしょう。そして、差別者だ、人権問題を蔑ろにするとんでもない団体だと
袋叩きにするのではないでしょうか。
それがどうでしょう。王位タイトルでは最年長というだけで、
木村新王位の「ハゲ頭」を最年長の証明のように写真掲載するのです。
読者にすれば、面白いでしょう。高齢イコール「ハゲ」、その視点って、
新聞社の差別意識の象徴じゃないのですか……
「オマエがハゲ頭」だから、ムキになっているのだろう、
なんて言ってはダメですよ、それだけで人権無視と言われる時代ですから。
こんな、バカバカしいことが、話題になる時代を……
私はバカバカしいと申し上げたい。Goto
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