#8080

道路を逆走してきた車と衝突しそうに。
世の中でいちばん無意味なことは何だと思いますか。
誰も得をしない。関係する人が皆不幸になる。
「えっ。そんなことはない。損する人がいれば得する人がいて世の中だ」と、
開き直る人もいますが、我が身に降り掛かれば、そんな悠長なことは。
すべての人が不幸になること。それは「交通事故」です。
ましてや「交通死亡事故」ほど「無意味な死に方」はありません。
人は強欲です。自分だけは死なないと思っていますが。死に例外はありません。
ですから、交通事故で死ぬのも、すこし早くなったといえば、そりゃそうです。
事故で車を修理すれば仕事になるでしょう。保険会社も加入者が増えれば、
利益に繋がるでしょう。でも、交通事故ほど、無意味なことはありません。
先日、二車線の左側で信号待ちをしていましたら、
右折車が突然、右側の車線に飛び込んで来て、右折しようとした車と衝突寸前に。
いわゆる反対車線に侵入、逆走運転です。それが「高齢ドライバー」のタクシーでした。
事なきを得たので、良かったのですが。よほど気を付けていても、
貰い事故や不慮の事故に遭遇してしまいます。避けることは不可能かも知れません。
でも、日頃から注意を心掛ければ、事故を回避する率は高まります。
警察庁は今月の22日から、車の運転に不安を感じる人の相談に応じる
全国統一の「安全運転相談ダイヤル」の運用を始めました。
電話番号「#8080」にかければ、発信地を管轄する都道府県警の
専用窓口に直接繋がるようになりました。
日本社会、取り分けローカルは「車社会」です。
私の住む岐阜市郊外では交通手段は車以外なら朝夕を除けば1時間に1本の路線バスです。
これでは日常生活が成り立ちません。やはり車になります。
交通事故の7割は高齢者が起こすと言われています。「事故の仇は高齢者」です。
このところ、警察に「じいちゃんの免許証を返納させたい」との相談が急増。
事故の起こる要因は早めに摘んだ方がよい。それではと、安全運転相談ダイヤル
「#8080」誕生となったようです。警察の力を借りて免許自主返納を迫るのも
なんとなく嫌ですが。老人はわがままです。それも仕方がないとは思いますが。
「交通事故防止に、運転に不安を覚える高齢者や家族にぜひ利用を」と
呼びかける警察庁長官の思いに警察の覚悟を感じます。
我が社では昨年の8月から、愛知県の地域課題である「交通死亡事故ワースト」から、
何としても脱却したいと、県下80%の世帯カバー率を持つ「地域みっちゃく生活情報誌」で
特集ページを組んで、交通死亡事故撲滅キャンペーンを実施しています。
運転に不安を感じたら「#8080」にぜひ、電話相談して欲しいです。
交通事故は、運転者が注意すれば8割が防げるのですから。Goto

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