国家非常(緊急)事態宣言を。

かくすればかくなるものと知りながらやむにやまれぬ大和魂
「感染爆発」がいつ起こってもおかしくない緊迫した局面です。
コロナ対策を優先し医療崩壊を防ぐべきか、それとも経済壊滅を食い止めるのも重要だとか、
議論などしている時ではなくなりました。
京大のiPS細胞研究所の山中伸弥教授が
「感染の専門家ではないが、正しい情報をわかりやすく一般に発信したい」と
個人のウェブサイト「山中伸弥による新型ウイルス情報発信」を開設しました。
同時に教授は「新型コロナウイルスの感染拡大が非常に心配である。iPS細胞も対策に
貢献できるはずである」「ウイルスの専門家らにiPS細胞からつくった人間の肺細胞を
提供し、感染実験を通じて性質解明や治療薬の開発に生かして欲しい」と訴える。
「かくすればかくなるものと知りながらやむにやまれぬ大和魂」
今、この時期に、ここで立ち上がらねば、この国が、世界が、人類が危ないと、
「やむにやまれぬ」思いで立ちあがった山中教授こそが、
真のリーダーであり「憂国の士」ではないでしょうか。
世の中には平時と乱世があります。有事と平時とも申しますが、
2020令和の幕開けであり東京五輪、年の初めに誰が、この「乱世・有事」を
予想したでしょうか。政界用語で言えば、まさに「一寸先は闇」であります。
トランプ米大統領は「我は戦時下の大統領」であると称し、如何なる批判にも
動ずることなく指導力を発揮しています。ドイツのメルケル首相も「第二次世界大戦以来、
最大の挑戦」と呼んで「全面対決の姿勢」を一歩も崩しません。
まるで、中東戦争の最前線に立ったイスラエルの女性宰相メイヤー首相のようであります。
有事の指導者を論じても仕方がないのですが。平時には能力を発揮するが
有事に対処できない指導者がその国に君臨していたりしますと、国民は不幸になります。
安倍首相が、有事にその指導力を発揮できるかどうかは、ここが正念場だと思います。
正直に申しまして、何だか不安です。
緊急の記者会見の模様を土曜にライブで見ましたが、心許ないです。
とても有事のリーダーだとは思えません。官邸の補佐官らが書いた文書を
読み上げているだけで、自分の考えを自分の言葉で語ることができません。
情熱と申しますか、迫力と申しますか、覚悟が感じられません。
平時には温厚で素晴らしい調整型のリーダーでありましたが、
「乱世・有事」に立ち向う性根を持った人ではないような気がします。
もちろん、今は安倍首相に頑張ってもらう以外に方法はないのですが。
専門家の意見や側近の話を聞いて「判断」するのは重要ですが、
未来は不確実なものです。誰にも分からないから人々は不安なのです。
リーダーは自ら責任を取るとの覚悟があれば「決断」できるはずです。
何を言いたいのか。国会で採決したのです。躊躇せず、
今こそ、国家非常事態宣言を発する時であると申し上げたいのです。
山中教授のiPSも含め「特効薬(ワクチン・治療薬)」が開発されるまでは医療破壊を
避けつつ防御するしか方法がないのです。であれば、国民こぞって立ち向かう以外に
方法はないではありませんか。首相は何をビビっているのでしょうか。Goto

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