収束宣言

責任の取れない無責任な宰相と責任を取った国民。
緊急事態宣言、25日、首都圏と北海道が解除されましたね。
24日6時、安倍首相の記者会見をLiveで見ました。
競馬と力士と政治家は顔色で、気力の充実具合いがわかると申します。
それで、どんなかとLive中継で見たのです。マスクを外して見た顔は、
それなりに緊張感に溢れ、気力が充実しているように感じ、一安心です。
なぜなら、自ら撒いた種で「責任は内閣総理大臣たる私にある」なんて
見栄を切っていましたので、ひょっとしたら、政権を投げ出すのでは、
そんな、気がしているものですから。
責任の取り方って、難しいのですが。リーダーが責任があるといえば、
普通の場合「減給」するか「辞任」するか「腹を切る」かが妥当です。
「国民の命と暮らしを守る」ことで責任を果たすなんて、それってそもそも首相の責務です。
当たり前で、それを果たさず、保身に走り「検察庁のトップ人事」に手を染めたことが
問題で、かつその人事の張本人が賭け麻雀で辞任したその責任が問われているのです。
その問題にも「法務省と検察庁」から上がってきた法案を閣議で決めただけ、
その責任は法務省にあるといいながら、法務大臣が辞意を表明しても、
慰留して責任をとらせなかった。だったら、閣議で決めた責任は内閣総理大臣にあるという
責任はなんなんでしょうか。
「責任がある」と言うことで責任は取ったことなんでしょうか。
「蛙の面にションベン」といいますが、国民をバカにした話です。
国民感覚からすれば全く理解できない「責任」の取り方です。
いや、なぜこんなことを書くかと申しますと、
25日の記者会見で、コロナ禍が国民の忍耐と自粛要請のみで「収束した」宣言、
それを「日本モデル」と称し、政府の舵取りが良かったかのように
世界に先駆けたと胸を張ったからです。
それっておかしくないですか。
政府って何をやったのですか。三密を避けろと、専門家の意見を聞いてと、
言っただけではないですか。そもそも宣言を出すのが遅い。第一次補正予算も
モタモタして10万円の給付もどれだけの人に届いたか正確な数値も分からない。
自粛要請に応えた事業者への支援金も45万件の申請を受け付け6000億円払ったと
いうが受け取った実数すら把握されていない。受け取った過半数は自治体独自の
施策ではないですか。その検証もせず、2次補正、総額で130兆円とこれまた
世界最大級と胸を張る。遅いとの批判には「私の責任」というだけで、何も変化なし。
怒っているのでも、イラついているのでもありません。なぜか顔色が急に良くなった・・
責任という言葉が理解できないこの人の代わりを育ててこなかった責任は
それこそ我々国民に責任があると嘆いているだけです。
とは申せ、ひとまず、全国に発令された緊急事態宣言が解除され、無責任な首相が
「収束した」と言うのです。懸命な国民の力だと誇りを持ちたいものです。Goto

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