業界天気図

あなたの業界、この3ヶ月の見通しはどんなですか?
3ヶ月に一度、日経新聞の経済記者が、自分の担当している30業種別の
先行きを占う「産業天気図」が発表されました。
コロナ禍の中、どんな天気図が予報されるのか、覗いてみました。
天気の段階は5段階で、見通しが明るい業種は「晴れ」
この先も暗いと思われるのは「雨」で表示されます。
指標の目安は生産性、販売、操業率、収益などで判断されます。
占いです、当たるも八卦当たらぬも八卦ですが、日経の記者たちの取材力がためされます。
まずは、広告業です。景気動向に左右され易い業界です。コロナ禍による消費低迷を受け
景気と連動するため冷え込みは続く見込みだが、イベントなどが徐々に開催されると、
プロモーション領域の売り上げが回復しそうで、前回は「小雨」だったが
微妙な状況で「曇り」だそうです。5段階の3番目です。
さすがに日経の記者です。こうも分析しています。
広告大手はデジタル化支援事業の拡大や、ネット広告に人工知能(AI)技術を
組み合わせることなどで収益の多角化を狙っていると。
そうしか生き残る道はないのですが、それは大手のみならず業界全ての方向です。
次に菅政権が目玉とする「デジタル変革」が動き始める「情報産業」です。
非対面での営業ツール導入や電子商取引サイトの拡充、契約や承認業務のデジタル化で
動き始めますが、コロナ禍を機に生じたテレワーク向けの需要は一段落で、
思いのほか回復が見込めず「曇り」と分析しています。
そうでしょうか。私は「薄曇り」にはなると思うのですが。
外食産業の先行きはどうでしょうか。
最低ランクの「雨」から、やっぱり「雨」だと、自治体の時短要請は緩和されますが、
GoToイートも始まりますのに、外食需要は冷え込むと。ワタミを始め主要100社で、
1000軒を超える閉鎖が決まり、まだ我慢の時期が続くそうです。悲観的です。
ガンガン照りの晴れが続くのは、さすがにありませんが。
ドラッグストアは引き続き「薄日」が差したまま推移をするそうです。
旅行・ホテルはGoToトラベルを評価して「雨」から「小雨」に改善されると。
広告の仕事は改善提案です。
業種の先行きを把握して提案することはとても重要なことです。
その意味では、日経の記者が腕によりをかけて分析した「天気図」を信じてみますか。
因みに30種のうち、「小雨」が12業種。「雨」は6業種、「曇り」が8業種で
「晴れ」が2業種でした。ということは、28業種に改善提案する余地があるってことです。
年末の繁忙期に入ります。広告会社として改善提案する業種が「晴れ」以外にあると
思うのですが・・・あなたの業種、雲行きはいかがでしょうか。Goto

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