ボージョレ・ヌーヴォ

スーパーでは「飲み比べセット」で赤・白のボージョレ・ヌーヴォが?
だいぶん日にちがずれましたが、11月の恒例行事の一つ、
「ボージョレ・ヌーヴォ」が19日に解禁になりました。
コロナ禍で、流通もメディアも扱いが小幅、そのせいか盛り上がりを欠く解禁に。
そもそもですが。ワインの新酒などというものは、その年の「ぶどう」の出来栄えを
探るものです。味わうほどのモノではありません。しかし、そこは日本人、
味よりも初物であること、ワイン文化への畏敬なのでしょう・・
ボージョレ・ヌーヴォのピーク時・大ブームの2004年・輸入量は
約100万ケース(1ケース=750ミリ入り12本換算)だったのですが、
今年は4分の1程度の28万ケースまで減りました。
何故なのでしょうか。理由は二つです。
一つは19年に欧州連合との間でEPA(経済連携協定)が発効した結果、
欧州産の美味しいワインが手頃な価格で飲めるようになって、わざわざ若いワインはと
敬遠されたことによるのではないでしょうか。日本人もワインがわかってきたのですね。
もう一つはご多聞に漏れず、コロナ禍の影響で、今年は飲食店で飲む人が減りました。
家呑み需要ではたいした量にはならないからではないでしょうか。
とは申せ、流通業者にとっては、ワインを売るチャンスです。
この地方では百貨店が「プチ贅沢」を当て込んで、樹齢50年前後の古木に実ったぶどうを
使ったヌーヴォを1本3,700円〜6,500円(名古屋三越)で売り出すなど強気にでています。
高島屋は老舗ブランド「ルロワ」のボージョレ・ヌーヴォを5000円、目玉商品として
取り扱っています。関係者は「コロナ禍で感覚的に客単価が上がっていると」
そんな高級なボージョレ・ヌーヴォを飲んだことがありませんが。
味がよほど違うんでしょうねぇ。スーパーユニーではワインブームは続いてると
低価格・・・昨年より500円安い1500円程度で販売しています。
イオングループは約1,500円で赤と白が楽しめる「飲み比べセット」(250ミリ2本入り)を
販売しているそうですが・・・ボージョレ・ヌーヴォの白ワインって、
とても貴重だと聞いています。
マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォがこの価格で飲めるのでしょうかねぇ・・・
温暖化とは申せ、立冬も過ぎ、本格的な冬です。
解禁のボージョレ・ヌーヴォも良いですが、いも焼酎の湯割りをちびりとやるのが、
この季節にはいちばんですね。ハイ・・・Goto

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