アンバサン

「大漁・大漁・大漁だ!」「満作・満作・満作だ!」
宮城県・石巻市・長面地区に400年以上伝わる・・奇祭「アンバサン」が
北野神社末社・大杉神社で2/7に行われたと、愛読紙「石巻日日新聞」が伝えます。
「アンバサン」・・・「すすこすり」ともいわれ、参拝者が輪切りにした
「ダイコン」に鍋釜から集めた「すす」を付け、相手の顔に塗り合う独自の行事。
令和元年から石巻市民族文化財に指定されています。
今年はコロナ禍の影響で、参加者数が制限されましたが、
震災犠牲者の供養とコロナの収束、そして地域の大漁豊作と無病息災を祈りました。
アンバサンとは安波山のことで、この地方に散在する大杉神社の別称、
主に沿岸漁村地域で船舶に航海安全や大漁祈願の神さまとして信仰を集めているそうです。
長面地区は、震災後、人の住めない非居住地域となり「アンバサン」は
離散した住民が再会できる場として、ふるさとの大切な行事です。
今年は総代と一般の代表者に絞られましたが・・宮司から丸いすすを顔や額に付けられ・・・
打ち鳴らされる太鼓に合わせ「大漁大漁大漁だ!」「満作満作満作だ!」などの
掛け声を海原に唱えました・・・恒例の餅まきは袋入で配れました。
コロナ禍で規模は大幅に縮小されましたが、来年こそは離散した人たちが
ふるさとに集えるようにとの願いが響きました。
話は変わりますが、高野連の会長が春の選抜は無観客でも
感染予防を駆使して開催したいと意欲を示しました。
去年は出場校が決定していたのに・・・中止。高野連の弱腰を
批判しましたが、今年は腰砕けずに球児の夢を叶えてほしいと願います。
宮城県では2校の出場が決まりました。
仙台育英と柴田高校が、柴田の主将・遠藤瑠祐玖選手と横山隼翔選手は石巻出身。
それと、強豪・大阪桐蔭のエースピッチャー松浦慶斗選手も石巻出身です。
彼らにエールを送りたいものです。
大杉神社の奇祭「アンバサン」が行わわれると、石巻地方にも春が近いとか・・・Goto

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