復帰・・・

散る桜 残る桜も 散る桜・・・大横綱白鵬関心中は如何に
栄枯盛衰は世の習いです。横綱・鶴竜関が引退しました。
大関を陥落、序二段まで番付を下げた照ノ富士関が3月場所を制して
大関復帰を決めました。勝負の世界とは申せ、対照的です。。
先場所、優勝力士は照ノ富士と予想、もしハズれたら優勝占いは絶対やらぬと宣言。
それが見事に外れ埼玉出身の努力家で、苦労人の大榮翔が初優勝。
それで、仕方なく3月場所は占いはやめました。そうしたら・・どうでしょうか、
照ノ富士が優勝です。ひと場所早く結論を出し過ぎたのです。残念。
予想をしないからと言って、大相撲が嫌いになったわけではありません。
テレビ桟敷で楽しませてもらいました。やはり「ガチンコ」相撲は良いですねぇ。
今場所光ったのは翔猿・若隆景、小兵ながら稽古十分・・・来場所以降が期待されます。
それに引き換え、苦言を呈したいのは、大関陣。横綱の期待がかかる朝乃山、
雑な相撲は頂けませんねぇ。四相撲です。引く当たって前みつを取る相撲なら、
身体にも恵まれているのです。10番ってことはありません。12番は勝ってます。
それが、勝てないのは稽古不足ですよ。素材だけでは・・・
それと正代、鶴竜の胸を借りて強くなった、引退と聞いて、二日間ほど、
気合いを入れた相撲で、やるかな・・・と思った途端に。結果は負越しに。
面目を保ったのは15キロ減量してカド番に臨んだ貴景勝、根性がありますね。
千秋楽で、照ノ富士を破ったら、巴戦に・・・期待したのですが。
稽古は充分ですが、やはり、押相撲です。相撲にひと工夫が必要でしょうか。
優勝した照ノ富士です。何としても優勝するのだとの覚悟と申しますか、
決意が漲っていました。行司・玉次郎の立会いに注文がついての負けでも
腐らないで連敗を避けたのが勝因です。膝の故障はスポーツ選手にとっては致命傷です。
それでも心を入れ替え、努力を積み重ね、這い上がったのです。
人物的にも大きくなって戻ってきた感じですが、やはり結婚、家族を支える気持ちが
優勝・大関復帰に結びついたのですね。令和の美談に数えられるでしょう。
さて、横綱鶴竜の引退についてです。
なぜ、場所直前に4場所連続の休場を決めたのでしょうか。
そして、なぜ、場所の途中で引退したのでしょうか。何か理由がありそうです。
軽々なことは申し上げたくないのですが、今後の生活を考えての
タイミングではなかったかと推測されます。
人の生き方です。自由ですが・・・後味の悪さは残ります。
横綱とは、とは申しませんが・・私たちが桜花が好きなのは・・・散り際の潔さです。
大横綱白鵬・二日間だけ出場して途中休場・5場所連続、お茶を濁すといいますが、
世間の風当たりを気にして出場したのでしょう。・・そして手術だそうですが、
専門医にいわせれば・・首を傾げる手術です。ともかく、7月場所で最後を懸けるといいます。
横綱は地位が変わりません。進退は自分で決めます。
照ノ富士のように故障で4場所休場すれば大関から序二段まで
陥落するようなことはありません。それでも地位に連綿とするのは
五輪の開催式で、土俵入りをやると決めているからだとか・・・
「散る桜 残る桜も 散る桜」鶴竜は散りました。さて。。。Goto

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