コロナ接種・先進国

日本政府は自分たちの方針を信じて下さいよ。右往左往しないで。
「コロナなんて、集団免疫」ができれば収まる・・・
風邪・インフルエンザと同じだ・・・放っておけば良い・・
当初、コロナウイルスを甘く見ていたのは英国のジョンソン首相でした。
その結果・約12万8000人、欧州最大の死者を出しました。
それが、ご本人が感染、集中治療室で生死の境を彷徨い、何とか復帰。
そうしたら、一転、ロンドンでは7ヶ月に及ぶロックダウン。不要不急の外出が禁じられ、
「街が死んだ状態」になりました。政府は規制の影響を受けた企業で働く従業員の
給与を8割(上限38万円)まで補償する支援策を継続しました。
ロックダウン開始時には別途支給金も出しました。やることが徹底していますね。
厳格な規制と経済支援をやりながら、自国製アストラゼネカのワクチンを
12月から欧州で最初に接種を開始、7月4日時点では全成人の86%が1回目の接種を終え、
2回完了した人も64%に上っています。
その結果、5月中旬には1日あたりの感染者は約2000人に減少。
収束の気配を見せていました。ところが6月下旬に入り増加2万人台で推移しています。
しかし、英国社会は動揺していません。日本の報道では英国はワクチン接種が進んだが、
変異株に対応できず感染者が急拡大していると報じ、ワクチンは大丈夫かと不安がらせています。
直近では新規感染者が2万7千人以上になっていますが、1日当たりの死者数は一桁台で
推移しています。変異株に対して2回接種していれば重症化防止に高い効果が確認され、
・・・多分ですが、英国ではインフルエンザや風邪の扱いになっているのではないでしょうか。
ジョンソン首相は「我々は正直にならねばならない。もし来る数週間で社会を再開できなければ
我々はいつ正常な状態に戻れるだろうか」と語り「予定通り19日を持って
人口の集中するイングランドで、交通機関でのマスク着用義務や「社会的距離」の
維持など、ほぼ全ての行動規制を撤廃する考えを示しました」同時に「9月中旬までには、
全成人2回目のワクチン接種を完了させる」との方針を明確にしました。
英国の話です。日本の話ではありません。
日に2万人が感染しているのは、2回目のワクチンを接種していないから・・
だから、9月中旬までに2回接種させる。また、1回で重症化しないのですから、
医療崩壊はない。だから、19日には全ての規制を撤廃して、社会を再開する。
如何にも明確じゃないですか。
日本はどうでしょう。東京で1000人感染者が出たからと、
五輪は無観客にする、東京は緊急事態宣言下に置く・・・マスコミの煽りに右往左往。
重症者は全国で450人です。それでも感染が拡大すれば医療は逼迫する・・
それを誰も否定できませんが、重症化率は高齢者が96%です。
一方では高齢者の接種は7月末で終わるのです。終わらせるとは政府の方針です。
先が見通せないと申しますか。大局観がないと申しますか。
英国に見習えとは申しませんが、あまりにも自分たちがやっていることに
自信が無さすぎませんか。ワクチン接種を推し進めるのです。
集団免疫をつくることでコロナ禍の収束を図るという
政府の方針を政府が信じないで誰がこの騒動を収めることができるのでしょうか・・・・
えっ・・・ワクチンが無いですって・・・・やれやれ。Goto

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