このままでは22年の世界経済は記録的なマイナスです。
今更申し上げることでもないのですが、戦争が如何に経済を破壊するのか。
えっ・・・経済だけではない。人間そのものを破壊してしまう・・・
そうです。ロシアが理不尽な戦争をウクライナに仕掛けて僅か1ヶ月ほどで、
戦争前の月には何事もなく動いていた社会が破壊されました。
取り分けウクライナの経済は21年3.4%の成長率でしたが・・
22年度の実質成長率はいきなりマイナス45.1%と記録的な落ち込みになると
世界銀行が発表しました。
これは予想ですが、現実には経済そのものが機能しなくなる恐ろしい事態です。
国際社会が支援しないとウクライナという国が消滅してしまうかもしれません。
それを掴んでいるのでしょう。英国のジョンソン首相が首都キーウを電撃訪問、
武器の提供や物資などの経済支援を追加すると発表しました。
欧州連合のトップやスロバキア・オーストリアの首相たちも相次いでキーウを訪れるなど、
支援を加速させています。ジョンソン首相は「悲劇を終わらせ、ウクライナが自由で
主権のある国家として存続繁栄するために軍事と経済の支援を惜しまぬ」と語ります。
一方・・・ロシアです。ロシア経済だとて打撃を受けないわけではない。
21年・4.7%の成長でしたが、経済制裁の影響も出てきてマイナス11.2%になる
見込みだそうですが、これも見通しです。多分ですが、このまま戦争を続ければ・・
ロシアも昨対の50%以上のマイナスに落ち込むのではないかと言われています。
でもです。それだけの犠牲を払ってロシアは何を手に入れようとしているのか。
世界中が疑問に思っているのですが・・・この戦争が上手く行かないのは
ロシア軍の各部隊の調整が不十分さが原因だと分析し、
その立て直しに全戦域を統括する司令官オールド将軍を抜擢したそうです。
2015年シリアでアサド政権の劣勢を挽回したとロシアでは英雄らしい人物です。
簡単にはこの、異常な戦争をやめないというプーチン大統領の覚悟の表れのようです。
でも、世界の情勢は、ウクライナでのロシア軍の虐殺に中立国が反ロシアへと舵を
切り始めました。インドです。具体的な対応は明らかではないが、米国大統領の
説得に応じたようです。インドはとは申しませんが、ガンジーの国です。
国民の無差別虐殺は許せないのでしょう。
残るは中国です。
ロシア軍が体制を立て直し、ウクライナ東部で更に虐殺を繰り返せば・・・
さすがの中国も、沈黙を守ることは許されなくなるのではないでしょうか。
でなければ、戦争が長引き、第三次世界大戦なんてことに。
戦争が如何に経済を破壊し、人民を苦しめるのか・・・
経済が昨対マイナス50%なんて、想像を絶する悲劇です。Goto
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