補正予算編成すべし。

時の首相がジンクスに怯え、国会審議の矢面に立つのが嫌だなんて?
政治の話です。ご存知でしたか、こんなジンクスを。
国政選挙前に補正予算を成立させると、自民党の選挙が厳しくなるってこと。
1993年、選挙前に補正を編成した宮澤喜一政権は衆院選で過半数割れ。
橋本龍太郎政権は98年の参院選で惨敗。
直近でも09年、麻生太郎政権が8月の衆院選で大敗、政権交代を許した。
だから、ジンクスを恐れて補正予算を組まないのだとか・・・
それと、補正予算を編成すれば衆参両院で予算委員会を開く必要がある・・
首相が野党による攻勢の矢面に立たされるリスクを孕むことも、補正編成を渋らせている。
公明党の山口代表は原油高、ウクライナ情勢を踏まえ、
早めの経済対策の財源を確保すべきだと補正の編成を強く主張している。
一方自民党は今年度予算にある予備費で対応できると慎重な構えを崩していない。
両党は夏の参院選にも足並みが揃っていない・・・
山口代表「今ある予算は物価高を想定したものではなく、予備費を活用するにしても
限度がある。物価高については補正予算で総合的に対応していく基本姿勢が大事だ」
「賃上げの恩恵を受けられない生活者が物価高の打撃を直接被る。
ここは何らかの対応が必要だ」と鋭く迫る。
公明は一貫して補正の編成を求め続けている。
コロナ禍がなかなか収まらない。ガソリン高騰が国民生活に影響を及ぼしている。
この後、第7波がくれば、後手に回ってしまう、それこそ参院選どころじゃなくなると。
私はもっともな主張だと思う。
しかし、高市政調会長は「過去最大規模の新年度当初予算が成立したのだ。この予算を
前倒しも含め活用し、それから予備費を活用して緊急にやるべき対策を講じれば良い」と・・
与党内のこの議論どう思いますか・・・
国会審議が嫌だから、補正を編成しないとは、国民をバカにしているのか。
当初予算を前倒せ、そして予備費を使えば良い・・これって財務省の考え方です。
ウクライナ戦争が国際経済に如何に悪影響を及ぼすかが見えていない。
参院選前に・・・大型の補正予算を組んで、経済体制を徹底しない限り、
ジンクスどころじゃなくなると思うのですが・・・財務官僚出身の木原官房長官(副)
公明とのパイプづくりも含め出番じゃないですか・・・Goto

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