たとえ地球が滅びようとも、今日リンゴの木を植える・・・
キナ臭くなってきましたのでどうしてもウクライナの話になります。
マリウポリに市民が10万人・ウクライナの兵士が1万人近くいたそうですが・・
ロシア軍と親ロシア軍が、戦術的核兵器を使ってでも制圧すると。
いや、したとロシア側は発表、ウクライナは違うと。過酷な状況が想像できます。
万が一にも核兵器が使用されたとするならば・・・誰もがそこまではあり得ない。
プーチンの脅しに決まっているなどと心のどこかで楽観していますが・・・
一触即発・もしもが現実になれば、一気に第三次世界戦争です。地球が滅びます。
ゼレンスキー大統領は、西側は核兵器に備えるべきだと、ツイッターで発言しています。
でもです。ではどうすれば良いのか、地下にシェルターでも作るのか、
日本には及ばないとたかをくくっていれば良いのか、それともルソーのいうように
「たとえ明日地球が滅びようと、私は今日もリンゴの木を植える」と・・・
自分がやらねばならないことを淡々と熟せば良いのか。
ウクライナは小麦の世界的産地です。
戦争によって供給不安が一気に拡大、価格が急騰しています。
企業はしたたかです。小麦粉に代わる素材としてコメに目が集まり始めました。
輸入に頼る小麦とは違い、コメは価格が比較的上昇しにくく、
外食メーカーはコメをベースに新たなビジネスを模索し始めました。
この発想と申しますか、貪欲さも「リンゴを植える」一コマなのでしょう。
ある外食産業は中国産米を使った麺「米線(ミーシェン)」のチェーン展開を開始、
担当役員は「小麦と違い、世界的な物流の混乱と切り離せる、うどん、そば、
ラーメンに次ぐ第4の麺にしたいと意気込む。
パンも「脱小麦」の兆しがでてきました。
100%国産の米粉パンを販売している製菓会社は、今月商品ラインナップを刷新、
改良により米粉特有のモチモチ感を引き出したパンを発売したそうです。
米粉メーカーは引き合いが相次ぎ「国産の米粉と小麦粉を使った新たなパン用ミックス粉を
作ると意気込んでいます。
私は思うのです。過去、コメの需要が著しく停滞した折に、
何度も米粉を利用した商品が生まれました。
その都度、話題になりましたが、米粉は米粉です。なかなか小麦粉を超える商品の
開発ができませんでした。
しかし、今度ばかりは、小麦粉不足は容易ではありません。
米粉を活用した商品の開発は待った無しかも知れません。
いや、コメ作をやめた休耕地に小麦を植えることはできないのか・・・
そんなことまで論じられるウクライナ危機です。Goto
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