人生100年時代・生涯チャレンジャーであり続けたい・・・
私の死生観は「人は必ず死ぬ」「人はいつ死ぬかわからない」
だから「今日に限りを尽くせ」です。でもその死生観は崩れそうです。
人がなかなか死なないからです。
83歳の冒険家・堀江謙一さんがヨットでの単独無寄港太平洋横断の偉業を成し遂げました。
サンフランシスコを出港して69日間ですよ。83歳で。人生100年時代の到来を感じませんか。
到達から一夜明けての記者会見。ふるってますねぇ。
「ぼくは青春真っ只中。今後も大器晩成目指して頑張りたい」「精神と肉体の完全燃焼できた」
「最高齢での単独太平洋横断は夢だった。夢を夢のまま終らせず、無事終えたのは喜びだ」
「生涯チャレンジャーであり続けたい」と・・さすが、痛快だと申し上げたい。
サミエル・ウルマンですね。青春とは年齢ではない心のありようである。
83歳でもやれるのなら・・・俺でもと思う高齢者が一人でも増えて欲しい。
アイツは別格だなどと思う人は、それこそ「夢」がないですね。
社会のお荷物にならぬようにして欲しいですね。
本音は「精神と肉体の完全燃焼を成し遂げた」なのでしょうが・・・
自らの人生を「大器晩成型」だと称し、チャレンジ精神を失わないと語るのは、
人間だれでも冒険家として人生を燃焼できると若い人たちに呼び掛けています。
それと、朝日新聞に掲載されていたのですが・・・
朝日で無線関係の仕事していた元社員の堀江さん、堀江治夫(78)が毎朝、京都の自宅から
洋上の衛星携帯電話を鳴らして、堀江さんに、海上の詳細な波や風の情報を伝え・・・
サポートしていたそうです。
治夫さんは今回の単独横断だけでなく、1972年に挑戦し、失敗した東周りの世界一周
航海では朝日新聞社の後援で業務として関わり・・その後も会社の業務を超えて
ほとんどの航海に携わっています。堀江さんにはこんなサポーターが支えていたのですね。
治夫さんは記者会見の模様を見て「相当疲れていると思いますよ。
本当によく頑張ったなぁと思う」と労い・・・「しばらくしたら、寂しくなるでしょうね」と
どちらの堀江さんのことを指しているのか・・多分両方かな。そんなコメントを残しています。
堀江さんが世界最初の単独太平洋横断を達成した60年前の1962年・・・
航海記「太平洋ひとりぼっち」がベストセラーになり、
石原裕次郎さん主演の映画が上演されました。
私はその本を読み、映画に胸を踊らせた世代です。
堀江さんの偉業に拍手を贈るだけではなく、死生観を超えてみたい。
人生100年時代、老いている場合じゃない。
生涯チャレンジャーで有り続けたいと思うの私だけではない。
堀江さんは高齢者の夢だ。次のチャレンジを期待します。Goto
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