大相撲・春場所番外・・

白鵬と稀勢の里・・・責任感が違うかな。

誰も何にも言わないので、自分で。大相撲・大阪・春場所の幕内・優勝占い。やりません。理由は、わからないからです。いや、何十回とやっているのに、一度も当たったことがないからです。もちろん、まだ今場所はテレビ桟敷に座っていないので、評価できないからでもあります。と殊勝に思っています。

でも今場所の話題は土俵外ですね。大横綱・白鵬が開いた宮城野部屋・存続の危機。優勝45回を数える白鵬が鳴物入りで開設した部屋です。宮城野部屋には、ケガで幕下まで落ちましたが、十両に復帰してきた鳥取出身の落合改め伯桜鵬がいます。角界を背負って立つと言われる逸材です。影響がなければ良いが。

なぜ、こんなことになったのか。真相はわかりませんが。これも宮城野部屋の大器と言われた北青鵬が後輩力士に振るった暴力事件が発端。相撲協会が調査したところ常軌を逸した卑劣ないじめが日常化。「引退勧告相当」との判断が下され、引退に追い込まれた。なんでこんなことに。師匠である親方の監督不行届、協会役員降格・部屋が閉鎖されることに。今後どうなるのか?

野球界の名言に「名選手・必ずしも名監督に在らず」があります。現役時代・スーパー選手であっても監督業はなかなか務まらない。そんな意味ですが、大相撲の大横綱でも弟子を育てつつ部屋を運営するのは難しいものです。貴乃花がその例です。看板力士としてチヤホヤされた白鵬です。立場の違いがわからないまま部屋を持ったのではないか。よほど、心を入れ替えないと・・再起は難しい。

それに引き換えとは申しませんが。横綱・稀勢の里、二所ノ関親方は大したものです。相撲界・力士数は599人(春場所現在)1979年の夏場所は943人。6割減です。春場所の新弟子は27人。最多は92年の160人でした。時代が違うといえばそれまでですが、ワーストです。大相撲も危機にあります。

何とかせねばと新弟子獲得に真剣に取り組んでいるのが稀勢の里です。覚悟が違う。春場所では3人が新弟子検査を受けた。報徳学園高校相撲部出身。今村、覚えておこう。押し相撲だが期待できる。二人目は二所ノ関部屋がある茨城県阿見町の出身。相撲経験がある。もう一人が松沢。福岡県の出身。ともに15歳。

それと親方が目に掛けているのが。
故郷の子を横綱・大関にするのが悲願だと、茨城県・牛久市出身・野球の強豪校・常総学院野球部から勧誘した澁谷。稀勢の里自身が野球少年だったから。
それに、自分の経験で、相撲は他の競技からの転向でも十分に活躍できる。
そんな思いも強い。面白い。

新弟子たちは、人生をかけて部屋の門を叩いてくれた。前途ある若者の大切な人生を預かったという責任を忘れずに指導したい。体格も相撲経験も一人ひとり違うので、一律の指導ではなく、可能な限り、それぞれに合致した育て方を心掛けたいと、二所ノ関親方はいう。大相撲に対する愛が違う。

こういうのも些か後追いだが。白鵬も名門・宮城野部屋を起こしたのです。経営で言えばトップについたのです。弟子の不祥事、全ての責任は、親方であり師匠である白鵬にあります。45回優勝の大横綱ではない。部屋の経営者です。卑怯な振る舞いでは誰もついてはきません。どう反省するのか。ここは正念場です。

でです。仕方がないね。懲りずに。大阪・春場所。幕内最高成績。本命は横綱照ノ富士でしょうが。私は、新進気鋭・石川県出身の「大の里」と占っておきましょう。Goto

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