人間の幸せは働くこと。

ゴールデンウィーク如きで仕事の価値を見失うな・・・

ゴールデンウィークも今日で終わりです。どんな過ごし方をされましたか?
ボゥーとしていたら終わってしまった。そんな人はいないでしょうね。
遊び保けて、仕事するのが嫌になったなんて人はいないでしょうねぇ。

余計なことですが。人間ってものを作るから人間です。「ホモ・ファーバル」と申します。人間って経済活動をするから人間ですね。「ホモ・エコノミクス」という表現で表しますね。儲かったとか損したとか・・そんなことを言うのは人間だけですからね・・・

こんな考え方もあります。人間は遊びをするから人間なのだというのです。
「ホモ・ルーデンス」(遊戯人)という言い方をします。人間以外の動物は、生きるために餌をあさり、生殖して子供を産み育てる・・生きていくための直接的な行動だけで一生を終わります。まぁ・・小猿が戯れ合うのを遊ぶという動物学者もいますが、大概は獲物を取るための訓練のようです。

花鳥風月に「モノの哀れ」を感じ、芸術に心を揺さぶられ、オオタニさんの去就に一喜一憂する・・スポーツを楽しんだり、着るものに気を使いお洒落をしたり観光地目的で旅行したり・・・まぁ、こうした一見無駄かなぁと思うような遊びをするのが人間なのだということです。

でもです。不思議ですが、毎日が日曜日で・・遊んでばかりで暮らす。
エブリデーサンデー、そんな人はまずボケますね。遊ぶ金欲しさに、悪いことを企てる人生を歩むと大概は犯罪者となって、社会から弾き飛ばされます。
ですから、「ホモ・ルーデンス」人間とは遊びもするが・・遊ぶのが人間であるなんて・・・所詮はその程度ではないでしょうか。

私の持論です。「人間は働くから、仕事をするから人間だ」と思っています。
仕事とは人間だけが持っている知性や意志によって行われるものです。この世に生を受け生かされているってことは働くことです。そうです。働くことは生きていることだと私は思います。

誰が言い出したのか、働くことは辛苦を伴うモノで、仕方なく、金銭を得て生きるために・・・そうです。パンのためにのみ働くモノだという考え方もあります。でもそれは勘違いだと申し上げたい。

私は、食べるだけを目的にして働いているなんて、実につまらない人生だと思います。そんなのは動物と同じです。人はパンのみに働くにあらずです。大型連休で「十分に遊んだ」結構なことです。でも、働くことを忘れるほど、働くことが嫌になったと思うほど、遊んだなら・・・それはアホです。そう思いませんか。

人間は死すべく存在です。死は人間にとって100%ですからね。
死と向き合って、それでも色褪せない生き方・・それは、人が一筋に打ち込むに値する仕事を持つことだと私は思います。ゴールデンウィーク如きの連休で、自らの仕事の価値を根底から否定するような人に、人間であることを語る資格はないと思うのですが・・・

さぁ・・・連休の整理は今日でしっかり修めて、
明日から「社会のために、周りの人々の幸せのために」・・
人間として、真摯に働こうではありませんか。
仕事は人間存在の根本的な要件なのですから・・・Goto

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