果たして、総理・総裁になる準備は十分であったのか。
私は決して暇ではありません。
日々、やると決めたことは必ずやる。やらねば生きている意味がない。
そう思って、自分なりに残された時間を大切に過ごしている。
いや、そうありたいと願って生きている。だから日々追われるようで忙しい。
なぜか。自らを振り返ってみると。学生時代から、この国がこんな社会になれば良いと・・・思いを重ねてきたことが色々ある。それらを大仰に集約すると「天下国家のために」である。大仰すぎるのでもう少し縮めると「自分と自分の周りの人々の幸せのために」できることをやる。である。
具体的には「日本を元気にする」ために人々が幸せになるため「HAPPY MEDIA」を創造してお届けすることだ。その一つが地域の人々の生活を豊かにするため、その地域の経済を活性化するための「地域みっちゃく生活情報誌」を全国津々浦々・ご家庭にお届けすることである。
30年前に岐阜県可児市で「KANISAN CLUB」(5万部)を発行。爾来、ご縁を頂いたエリアから、仲間を募り心を通わせながら、コツコツと積み重ねている。
もちろん目標の5000万部には届いていないが・・・この10月には34都道府県・181誌・1300万部になった。まだまだ、「地域を元気にする」に十分な情報誌には至ってはいないが。「志」を同じくする仲間たちも1000人を超えた。
この先どうなるか。私は喜寿を迎える。やると決めたことはやり続ける覚悟だが・・・老いは否めない。幸いに優秀なリーダーが、能力溢れた若い仲間たちが、育っている。ありがたいことである。彼らの邪魔にならぬよう「志」を貫きたいと思っている。
なぜ・・・こんなことを述べるかと申せば・・・
石破茂首相の所信表明演説・全文を読んだからである。
実にやっつけ仕事である。今の時流に乗っかっているだけだ。
この人の40年に渡る政治人生ってなんだったと疑う。
思い起こして欲しい。岸田さんが首相になった時、彼は小さなノートを振り翳して、「このノートにこの国の宰相となったら何がやりたいかを国民の声を聞いて書き込んできた」と言った。誰もその中身を見たことはなかったが・・・結果的には何も書いてなかったとしか言えぬ。3年間だったと思うが。
結果は、総理になったらと書き綴った中曽根ノートを真似て見ただけだった。
石破さん・自民党総裁選に立候補・9人の候補者が乱立・決戦投票で当選。
過去4回総裁選に立候補した結果、悲願が叶っての勝利である。
9月27日・総裁に就任・自民党の役員人事・組閣・そして10月1日・臨時国会招集・内閣総理大臣に就任。4日に所信表明演説。この間わずか一週間だ。
石破さんにとっては怒涛の日々だったと推察する。
でもである。準備不足は免れないとは申せ、この所信表明演説の内容は如何にも貧弱・貧相である。とても、この国の宰相になる準備をしてきた人とは思えない。過去4回・自民党の総裁選に立候補してきたとは思えない。
政治理念もなければ、哲学もない。ましてや政治家としての信念も、
何がやりたいのかも、全く感じられない。せめて、得意分野だという、防衛問題には彼なりの思想があっても良い。政治の一丁目一番地とする地方創生に対しても予算を倍増するだけでは・・・とても本気度を感じない。
なぜ、そうなるのか。そもそも、総理大臣になりたいってことが
目的化した政治姿勢であったに過ぎないからではないか。
そう思うのだが・・・27日に投開票の総選挙を実施するという。
理由は野党に選挙準備ができていないからだという。
果たして総理大臣になる十分な準備ができてなかった石破さんに・・
国民に薄っぺらな首相だということが見透かされなければ良いが・・・
私のささやかな人生で思うのは、一国の宰相になるには・・・
それなりの準備がいるってことだ。
自民党の総裁選には小林・小泉・40代の若い候補者が立候補した・・
彼らには、一国の宰相になるための十二分な準備を願いたいものである。Goto
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