ロシア・中国の人権無視に国家としての資格があるか?
先日・岐阜・朝日大学の市民講座で、国際情勢を学んだ。
ロシアによるウクライナ侵略の背景について「なるほど」と思わされた。
プーチンは19世紀的な欧州の歴史観を履き違えた、化石のような存在だという指摘。そしてそれ以上に驚かされたのは、ロシア国民の無知蒙昧さである。
2022年・ウクライナへ侵攻した際、所詮は属国、首都を落とせば言うなりになると考え、あっさりと勝てると思い込んでいた。だが逆襲を受け撤退、戦線を東部へ移動し残虐の限りを尽くすも、なお3年以上も抵抗にあっている。
「欧州よ。もっと自覚を持て」と言いたい。
ウクライナが敗北すればEU自体の存在が脅かされるのだ。
だが、私がそこで感じたのは、ロシア国民の民力の低さだ。
自国と他国の区別もつかず、独裁者を崇め、25年も政権を委ねる。
その倫理観のなさに、ただ虚しさが残る。
さらに心を打ち砕かれた、中国で横行する「卵子提供ビジネス」という最近のニュースである。人口減少に焦った中国政府が一人っ子政策を緩和した途端、
国民は卵子を求めて金にものを言わせる。しかも狙いは、身長170センチ以上のスラブ系ロシア人女性。美貌・健康・高学歴といった条件を掲げ、高額の仲介料を支払うというまるで人間を遺伝子の部品扱いにする発想だ。
インスタグラム広告で「卵子提供ツアー」に応募したロシア女性は、観光名目で広州に連れていかれ、高級ホテルに泊められた。採卵手術の日、携帯を取り上げられ、目隠しをされたまま車で病院へ。そこは「隠し部屋」のような一室で
医師も看護婦も中国人。手術は15分ほどで終わり、女性は再び観光客の仮面をかぶらされる。報酬は5000ドル。非合法だと知りつつ報酬の魅力には敵わないと女性はいう。人間の尊厳をここまで軽んじる国と、どう付き合えるというのか
ロシアは戦争さえ平気で始め、民衆はそれを許す。
中国は卵子さえ金で買い、政府は黙認する。
怒りを覚えると同時に、悍ましに背筋が寒くなる。
これが国際社会で隣り合う大国の姿である。
人道を無視し、倫理を捨てた国に未来はない。私は声を大にして断じたい。
ーーーロシアも中国も、文明国を名乗る資格はない。彼らが歩のは人類の歴史の進歩ではなく、退廃と堕落の道である。断じてこんな国を許してはならない。
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