18歳

親はなくとも子は育つと申します。過保護すぎませんかね。
大人の我々としては、重要な問題と捉えにくいんですが、この問題は国の根幹をなすテーマ。
あなたならどう思われますか?大概のことは悩まないのですが、この問題は結論が難しい。
そうです。法制審議会の専門部会が成年年齢を条件付で「18歳で成人とするのが適当」と最終報告書まとめた問題です。
政治的には、選挙権がクローズアップされますが、現行の20歳でも、行使する国民は50%程度。
引き下げることにより、関心が高まれば良いこと。選挙年齢の18歳からには何の問題もない。
日本は保護主義国家です。法整備的には個人主義よりも全体主義的な傾向が強く、人を年齢で区別して若年者を保護したり、権利を制限したりする法令は300本を越えるそうです。
問題は、これらの法令の背景です。審議会は二つの条件をつけています。一つは保護主義の延長ともいえる、若者の社会的、精神的な自立を手助けする公的な仕組みを作るべき。もう一つが若者を悪質商法の被害から守る策をたてるべき。
この条件の根底には子供を子ども扱いする上から目線の過保護が、根底にある気がします。
つまり、自己責任の思想がありません。保護の美名の下に行動範囲を規制する法律の呪縛から解放されないまま、年齢を2歳引き下げるだけです。
それでは、問題を複雑化するだけで、何の解決にもなりません。
私は、高校教育で、成人とはいかなるものか。大人の責務とは。社会人としての権利と義務について。それに、自己責任の範囲とは、などを教える環境整備が必要ではないかと思います。
とはいっても、この国が、明日から公教育に大人論を取り入れるとも、法整備の改正をするとも思えませんので、とりあえず、成人年齢を18歳に引き下げ、その時点から、大人を押し付ければよいのではないかと、思うのですが。
無責任ですかね・・・・・・・・・・。                Goto

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