高齢者に痛みや、辛さや、苦しみを放棄する権利などない。
橋下さんが、大阪の新市長に就任しました。識者・・・の間には・・・無提言な批判や無意味な中傷が繰り返されています。私は、彼のリーダーシップ、行動力(破壊力といっても良いと思いますが)・・・が停滞する日本に活路を見出してくれるのではと・・・期待しています。
ある県庁幹部のOB。年間月額45万。年間540万。公務員の共済と民間の厚生年金の統合を、共済側が嫌がるのは最も。それが、年金一元化を妨げている根本です。
来年は、我々団塊世代が、65歳。年金世代になります。内閣府のエコノミストらしき人が「21世紀社会保障給付と全国消費実態調査に見る手厚い高齢者層への給付」と題した、世代間の不公平を考える上で、非常に良いデータを紹介しています。(毎日新聞・水説から)
「高齢者」と「家族(子育て世代)」それぞれの政策支出が国内総生産の何%かを国際比較すると、日本は高齢者向け9,12%。家族向け0、79%と高齢者に手厚い。
「高齢者向けは高福祉国家スェーデン並み。家族向けは低福祉国家米国程度」
日本の所得再配分政策は先進国の中では貧弱この上ない。しかも、高齢者に手厚く、子育て世代に薄い。世代間の不平等は酷すぎる。と明解。
衆院選の60歳代投票率は80%。若い層は40%以下。政治は引退世代の歓心を買う方向に走る「シルバーデモクラシー」の国になってしまっています。それが、高齢者医療費負担の100円すら決められぬ結果を生み、高齢者を増長させています。
私も、団塊世代です。だからこそ、敢えて申します。団塊世代は、高度成長を下支えした世代です。だからといって、若い世代に負担を押し付けるのは間違いです。むしろ、蔓延する高齢者優遇の政治に叛旗を翻し「シルバーデモクラシー」を自ら、否定する気概を持つべきです。でないと、若い世代の信頼を得られません。
若者から信頼されない老後なんて・・・・・。
痛みや、辛さ、苦しみを、高齢者が放棄する権利など、どこにもない。「シルバーデモクラシー」は日本を滅ぼします。その是正は、遠回りかもしれませんが、行政改革・役人天国から口火を切るべきです。橋下新大阪市長のリーダーシップ、行動力に期待します。 Goto
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