意見広告

Patagoniaの環境保護活動に感動しました。
朝日新聞に掲載された二つの意見広告(写真参照)を参考に・・・意見広告について考えてみたいと思います。一つはお馴染みの国政選挙における一票の格差を是正しなければ、憲法違反だと訴える「違憲」広告です。
この紙面で、2013年四月にスタートして、シリーズ23号。いずれも朝日新聞を中心に掲載されています。広告を生業とするモノとしては、如何にも、如何にもで、品性がない広告レイアウトですが。読んでみますと、なるほど、憲法違反の選挙で当選した議員には正統性がないと、理解できますが・・・
法律論争です。私のような暇人は、全文を読んで理解しようとしますが。一般の人が、果たして「意見」を理解しようとするでしょうか。最高裁の5人の判事は「投票価値の不均衡(一票の格差のこと)の是正は議会制民主主義の根幹に関わる。国会の活動の正統性を支える基本的な条件に問題がある・・・
よって違憲状態を解消して民意を適正に反映する選挙制度を構築することは国民のために喫緊の課題である」と違憲状態で選出された議員には国会活動する正統性がない、だから「憲法改正を発議する正統性が無い」と意見している。そして、他の10名の判事の考え方の法的矛盾を説明し、彼らに判事としての資格があるのかと断罪する。
如何にも如何にもの法律論。国民に理解を求める意見広告というよりも、法曹界の「憲法ごっこ」で楽しんでいるとしか思えない。だって、人口比率で国会議員を選ぶなら、地方の切り捨てになるのではと単純に思う一般国民からすれば、「悪法も法なり」の押し付けが・・この意見広告にある。
もう一題。「失うものは美しいもの」とのコピーが書かれた長崎県の川棚川支流石木川に建設予定の石木ダムは果たして必要かどうかを問う意見広告。この意見広告には「patagonia」なる団体がスポンサーになっています。で、この団体をチェック。暇ですね。南米チリの放置された牧場を買取り、野生動物が住める自然環境に戻す活動を展開するなどの活発な活動を展開する国際環境保護団体。
彼らが・・・環境破壊である日本におけるダム建設含む多くの公共工事が再評価されることを願ってスポンサー度したのもわかりました。私的には岐阜県の徳山ダムの無意味さを知る一人として、今のご時世にダム建設が強行されようとしていることに驚きを禁じ得ません。
これぞ、新聞の意見広告ではないかと感嘆しました。Goto
なぜ、新聞に掲載について考えてみたいと思います。
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4/21朝日新聞             4/22朝日新聞

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