ウソを見破る授業が中学校で行われるとは・・・世知辛い世の中ですね。
私は「新聞命」(しんぶんいのち)です。毎日8紙の新聞に目を通します。
ニュースの場合は、大概が同じ内容の記事になりますが、
社説や解説ですと、意見や考え方の違いがよくわかります。
新聞は真実を映す鏡です。
他国の新聞は知りませんが、少なくとも、日本の新聞が、
事実を捻じ曲げたり、嘘の記事を書くことはありません。
それが日本の新聞の矜持です。
昨今、ネット上にニュースが溢れています。
日本の場合は、大概の記事は、その出どころが明らかになっています。
どこの新聞社の提供か。あるいはどこの出版社の記事かなどが。
ですから、出自が不明なニュースには信頼性がないのが直ぐにわかります。
日本のように信頼できる新聞が少ない米国では(ローカル新聞廃刊が増えています)
どうしてもネット上でニュースを読むのが日常になっています。
そのネット上には「フェイクニュース」が氾濫していて、社会問題になっています。
日本でも新聞の力が衰えますと、ネット上にフェイクニュースが
溢れるようになるのではと、私は危惧しています。
その意味でも新聞社の健全な経営を維持することは重要だと思います。
それには、購読です。ぜひ、新聞を購読して頂きたいと願います。
米国の話です。
中学校の授業にフェイクニュースの見破り方の科目が登場しました。(英語の授業)
まるで、フェイスブックを駆使して身勝手な発信を続ける大統領の発言が
真実かどうか。嘘ではないか、見破れ・・・そんな米国的授業です。
どのように見破る術を身に付けるか。
子ども達は「スマホでこんなのを見つけた」という情報を直ぐに信じてしまう
「大量の情報に中身を疑う力を持ち合わせていない」・・・その前提に立ち・・
授業は「何度でも同じ主張を繰り返す記事には疑問を持つこと」
「感情に訴えているのか、論理に訴えているのかを見極める」
記事の裏付けとなるデータがあるか。あればそのデータはどこのデータを
引用しているのか。メディアの記事を読み、記事の質が通常のニュースなのか、
社説や筆者の主張なのかを見極め、それを書き出し、出自を探る。
それを繰り返すと、偏った記事は書き方や表現でわかるようになり、
筆者や引用元がわかるようになる・・・その訓練をすれば・・・・
授業では完全なウソを見破るのは比較的簡単に身につく。しかし・・・・
事実を捻じ曲げ、勝手な解釈を加えられると気づかなくなるが・・・
批判的に物事を見る力をつければ、自然にフェイクニュースは見破れるようになると。
日本でも、中学校でフェイクニュースの見極め方の授業が
行われるようになる日は近い・・・そんな話を聞くと、
やはり、新聞の役割と使命は重いと思うのだが・・・Goto
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