シェアリング・エコノミー

新たな価値観・・私有の概念を根底から覆す・・・トランプ大統領の焦り・・・
何となくではあるが、世の中の価値観が大きなうねりで・・
変化しているのではないか、今、社会を背負っている人たちには、
その動きが見えていないのではと思う。
なぜ、そんなことを感じるかといえば、
トランプ大統領のアジア歴訪が示した・・・徹底したアメリカファースト外交を見て・・
米国は自由で民主的で人権を重んじ世界の盟主の役割を放棄したのように見えるから。
その行動に駆り立てたのは、そうしなければならないほどに、
アメリカの価値観が静かに大きく変化し始めているのではないか。
その変化はもはや米国の大統領では抗うことのできないほどに・・・
その価値観とはネット社会によって生み出された。
インターネットが普及した環境で育った・・最初の世代、
米国で7000万人と言われる「ミレニアル世代」が持つ価値観です。
彼等の価値観とは、例えば、先の大統領選における民主党の予備選で、
ヒラリーを最後まで苦しめたサンダースが唱えた政治改革を支持したことに象徴されます。
彼らは自己中心的ではあるが、情報リテラシーに優れ、
他者の多様な価値観を受け入れ仲間との繋がりを大切にする傾向があります。
総じてモノの所有に関心が薄く、堅実消費を重視します。
今までの物欲主義など糞食らえ・・・シェアできるものがあれば、全て・・・
ネットで情報を交換してシェアし合えば良い。使っていない
モノや場所、技能、時間を廉価で互いに貸し借りする。
シェアリング・エコノミーという「私有の概念を、根底から覆す」価値観です。
この思想が米国で蔓延し始めていて、それに抗おうとしたのが「死の商人」も辞さぬ
トランプ大統領のアメリカファーストです。
今回の米大統領の訪問ほど、日本が米国の従属国であることを、
まざまざと見せつけられたことはありません。悔しくとも現実です。
勇ましいことを言ってもせんなきこと、受け入れる以外にはありません。
でも、です。米国の新たな価値観、思想潮流と言っても良いでしょう。
それを先取りすれば、日本が米国に一歩先んじることができるのではないか。
日本民族には消費文化よりも倹約文化が似合います。
シェアリング・エコノミーという新たな価値観が、Y世代、デジタルネイティブと
呼ばれるミレニアル世代が巻き起こしていることに、
何となくですが、光明を見出しているのですが、如何でしょうか。Goto

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