NHK会長人事に思う

年齢がすべてとは申しませんが、IT時代に高齢者の指導者は考えものです。
私の率直な意見ですが、日本が超高齢社会を迎えるからこそ
政権も含め、あらゆる組織、団体、企業の経営陣は若返り、
即ち「世代交代」をすべきではないかと思う。
高齢者の経験や知恵が「指導者」には必要であるとの考え方は理解できるのだが。
これからの日本に、そんなものって、本当に必要だろうか。
この時代ほど、経験や体験が「邪魔」になる時代はないのではと思えて仕方がない。
誤解を怖れずに言おう。
マスメディアの「トップ」の高齢化が酷すぎます。
メデイア界は「紙とデジタル」「放送と通信」の融合の時代です。
少なくとも、高齢者(70代以上)の「脳」にネットを利用することはできても、
発想したり、応用することは不可能です。
なぜなら、高齢者の頭の構造には受け入れる柔軟性や余地がないからです。
「そんなことはない」と力む人も中にはいるでしょうが、それは強がりです。
「脳」の研究は飛躍的に進歩しています。高齢者の脳細胞は1日に何百万、何千万と
死滅してゆくのです。それを老いというのですが。
そのことに抗うことはできても止めることはできないのです。
なぜこんなことを言うのかと申しますと。
任期満了を迎えるNHKの新会長に74歳の「バンカー」が内定したとの報を聞いたからです。
銀行のトップだった人。それもバブル期の。そんな人が「NHK」のトップでよいのでしょうか。
もちろん、名を成し功を遂げた方です。立派な方でありましょう。
でもです。「放送と通信」融合の時代です。
少なくともネット社会に柔軟に対応できる頭脳が必要です。
同時に「腰掛けではなく」公共放送の未来を描ける若い人材であるべきです。
NHK会長は08年までは内部昇格でした。不祥事によって08年から民間登用になり、
4代を財界から輩出しています。
そんな、財界の古手でシーラカンスのような人を引っ張り出して来なくても、
NHK の内部にも「若くてキレの良い人材」は豊富でしょう。
内部昇格という案はないのか。
あるいは、識見、IT革命への見識のある若手の学者、文化人はいないのか。
もう少し時代を見据えた人選をお願いしたいものです。
頭の構造が固まってしまった高齢者はやめませんか。Goto

コメント

  1. Goto より:

    無沙汰お許し願います。
    NHKの会長は官邸人事だと噂されています。
    メディアの中立性が問われているとき、政治力で権力者を押し込むのですから、安倍政権も末期です。
    老害が跋扈するのは世の常ですが。
    財界がこの人事を承認したことは、経済界も
    政治以上に3流ってことでしょう。
    世代交代は難しいものですが。
    哲学と宗教観によるところ大です。
    Goto

  2. 宇野 敏彦 より:

    おつかれさまです。毎日ブログ拝見させていただいております。
    今朝16日のブログ私も世代交代同感です。
    政治家・企業・他 IT・AI・5G時代若者に対応任せる時代になってきています。
    活気のある社会に若者起用は必要です。
    年寄は頭が固く頑固で融通利かなく権力にこだわり柔軟性にかけます。
    高齢者対応はむつかしい時代になりつつあります。
    アドバイザーがよいのでは