悔やんでも・・・・

女川の慰霊碑を訪れたいものです。
世の中には・・・悔いても悔いても悔やまれることがあります。
私の愛読紙・石巻日日新聞に大震災の慰霊碑が「いのち広場」に移設されたとの記事が・・
内容は、七十七銀行女川支店・・・東日本大震災の津波で行員が犠牲になりました。
慰霊碑は、その遺族らが建てたモニュメントです。町有地に設置されていましたが、
遺族らが新たに購入した土地「いのちの広場」に移設された報道です。
発災時、支店従業員は上司の指示で高さ10メートルの屋上に避難。
しかし津波は10メートルをはるかに凌ぐ勢い。行員4人が死亡。8人は未だ行方不明です。
「走って1分ほどの場所に高台があるのになぜ逃げられなかったのか」
無念を抱いた遺族が2度と悲惨な事故が繰り返されぬようにと願い、
追悼の思いを込めて平成26年に石碑は建立されました。
石碑には微笑む行員の姿が刻まれ・・台座には「津波に遭遇したら、まずは
高台へ逃げることの大切さを訴える」文章が認められています。
町の復興工事に伴い土地返還の必要が出たため、支店があった場所から別の民有地に。
長男を失った父親は「震災を忘れず、命について考える場。
ここから新たな出会いが育まれることを願いながら、語り継ぎ、未来の命を守りたい」と。
震災から11年と3ヶ月、月命日の11日に移設されました。
石碑には、悔やんでも悔やんでも悔やみきれない遺族の思いがこもっています。
この記事には大震災を風化させてはいけないとの記者の熱い思いが。
命の尊さが滲んでいます。次回・石巻を訪ねる折には女川に足を伸ばし
・・石碑に花を手向け行員の微笑む姿に合掌したいと思います。
それにしても、新聞には学びが多いですね。Goto

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