朝の来ない夜はない。嵐は永遠には続かない。
お盆の休みに入ります。3年ぶりに行動制限のない夏です。
全国の観光地は接待する側のホテルや施設の人員が不足、困惑が広がっています。
取分け、コロナ感染者の比率が高い沖縄。当然敬遠されると思っていたのか・・
観光客対応が十分でないようです。
2年間不況という歳月はとても長い。受け入れ側も経済的に耐えるのが難しい。
思い切ったリストラをせざるを得なかったのは分かるが・・・ここまで減らしているとは。
沖縄は車社会です。公共交通機関だけでは訪問し難い観光スポットが少なくありません。
大概はレンタカーを利用します。42社でつくるレンタカー協会。コロナ禍前には
2万8千台あった車が、経費削減のため保有台数を今年の6月は1万6700台まで縮小。
那覇空港周辺のレンタカー案内所はどこも「満車」で予約すらできない状況です。
元々が8月のお盆も時期は予約は取りづらかったそうですが・・・
半分近くに台数を減らしたのです。観光客が戻れば異常事態になるのは必然です。
敢えて・・乱暴な物言いをすれば、各社とも見通しが甘いってことです。
政府もコロナ禍での観光産業の被害については、補助制度を設け厚遇していました。
金融面でも無利子無担保でのバックアップも徹底しました。他にも様々な措置を
講じました。そんな恩典があったことは十分承知であったと思います。
レンタカー不足もそうですが、なぜ、踏ん張らなかったのか・・
いつまで続くかわからない。だから減車したのはわかりますが、ここが辛抱のしどころ。
減車しなかった業者は大繁盛です。車は新たに購入すれば済みますが・・
問題は人です。コロナ不況だからと安易に解雇した場合は取り返しがつきません。
まず、人が集まりません。そしていちから教育しなおさねばなりません。
ビジネスチャンスをみすみす逃すことになります。残念ですが、この出遅れは致命傷です。
立ち直ることはできません。
困った時には人を切る。そんな安易な経営者の元では誰も働くことはしません。
人を大切にしない企業は、事業についても投げやりです。淘汰されるべき企業です。
沖縄のレンタカー協会もそうなるでしょう。
だって、観光会社は無料シャトルバスの運行を開始「著名な観光地を巡回」しています。
観光地を抱える市町村でも町内を周遊するバスを運行するようになりました。
レンタカー不要の知恵が各地でもたらされています。
その結果・沖縄観光は「公共交通による観光の魅力が再認識」されることに。
私は思うのです。
どんな事業でも好不況の波は訪れます。コロナ禍は大波でした。
その波を受けた時に、経営者の真価が問われます。
どの道を選ぶのか。私は選難の道を選びたいと思います。
なぜなら、朝の来ない夜はないからです。嵐は永遠ではないからです。Goto
選難の道を・・・・
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