ニホンウナギの稚魚を人工培養に成功・・吉報だ。
私が今年、自分に言い聞かせているのは「暑い」と言わないことだ。
私に「暑いですねぇ」のご挨拶は御法度です。ついつい「暑い」と言ってしまう土用の入りですが。スタミナ食を食べて夏バテを防ぐのは当然としてもです。
昨今のメディア、特にテレビ報道は何ですか?異常じゃないですか。
ニュースと言えば、猛暑の話題ばかり。高校野球・地方予選で倒れる球児が続出だとか。熱中症で誰が死んだとか。気象予報士なる連中が、したり顔で、大災害級の熱波だ。熱中症を予防をせよ・・・それも外出するな。部屋はエアコンの温度を下げろと、五月蝿い五月蝿い(うるさいと読みます)暑さよりもメディアのニュースにうんざりです。
まぁ・・・日本国民ってその程度だと思っているのでしょう。
まるで、小学生に教えるような内容です。これがこの国の民度ってことでしょうか。暑いならばとりわけ高齢者は「自己防衛」する。それが60年も70年もいや80年も生きてきた知恵ではないか。・・
メディアで、幼児教育のように細かなことを指示するのは不愉快です。
高齢者を小馬鹿にしてはいませんか。と憤っています。
自己防衛ですが。土用の丑には「う」のつくものを食べる。
そうなれば平賀源内が考案した土用には「うなぎ」ですね。
昨今、うなぎは高級品です。なかなか庶民の口には入りませんね。
原因は、うなぎの稚魚が激減。なかなか手に入らなくなって、
養殖業者も困窮・その結果高騰です。何とかならないのか?
鰻好きの庶民としては願うのですが・・・
そこはそこ。海洋強国日本です。どこかの国もかまびすしいのですが。
ウナギの稚魚を人工的に大量生産するのは不可能と言われていましたが・・・
遂にやりました。水産庁の研究機関「水産研究・教育機構」を中心とする研究グループが大量生産システムを構築したと発表しました。吉報ですねぇ。
システムはこうです。成熟させた母ウナギから200万粒程度の受精卵を安定的に採取することに成功。水槽で幼生のウナギ(レプトセファルス)を孵化させシラスウナギと呼ばれる稚魚の大きさまで成長させることが可能になった。
克服できたのは・・・そもそもですが。幼生の期間は死亡リスクが高くてそれが問題でした。研究者たちは「遺伝子的に早く成長する稚魚を選抜、鶏卵や脱脂粉乳など身近な原料で育てることに成功したからです。独自開発の餌は特許出願中だとか。なかなか商魂逞しい・・がすごい研究成果です。
我々が鰻屋で食べるウナギは天然の稚魚を採捕して養殖場で育てたもの。資源が減少。現在天然稚魚は一匹500〜600円ほどで取引されています。
研究所で開発された人工稚魚の生産コストは「一匹1800円」程度だそうです。今後は効率を高め「1000円を切る」ことを目標にしているそうです。そこを何とか。500円以下にしてもらい・・
ウナギは生態に謎が多く、人工稚魚の大量生産は養殖業者で最難関と位置付けされていたのだが・・そこを突破した研究機関に敬意を表したい。願わくば水産庁が頑張って、更なるバックアップを願い、我々庶民の口に届くようにと願う。
今年の土用丑には間に合わないのが残念であるが・・
私は、この夏のモットーを「暑いと口に出さない」ようにします。
そうすれば、鰻丼が近づくと信じるから・・・夏だ!土用だ!鰻だ。Goto
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