杞憂でしょうか?

異常気象と円安でスーパーの食品が高騰する・・・

やはり温暖化のせいですかねぇ。SDGs(持続可能な社会)について
真剣に考えるべきなのか。2月は上旬と下旬・大寒波が二度も。3月の上旬にも、でもです。雪は何日も降りましたが、昔のように凍てつくようなことはなかったです。

温暖化と言ってしまえば「そうか」で済んでしまいますが・・・
異常気象って考えると、このところの野菜の高騰もその流れかも。
となると、食品の中でも比較的自給率が高い(76%)のですが、
輸入品を増やすってことになるのでしょうか。

野菜だけではない。食品の輸入額が増え続けています。
24年統計で3年連続で10兆円を超えました。輸出額のおよそ9倍。
異常気象は世界的傾向にあります。食料品の争奪ってことになると、
円安基調も重なっていますし・・・・

この状態に真剣に向き合わないと、食品の高騰が止まらなくなるのではと
危惧されます。因みにですが。農水省のまとめでは、畜産品を含めた農産物の輸入は前年比・5%増。9兆5443億円、水産物は2%増の2兆589億円。合計で
11兆6032億円となり10年前の2倍です。

この勢いで食品の物価が高騰するようですと、農水省の問題ではない。
政治の問題になります。異常気象をなんとかせいと言っても簡単ではない。
まずは、温暖化に対応できる品種改良を急がねばなりません。

今・国会で審議されている・25年度予算。高校の授業料無償化には「維新の会」が頑張って何とか漕ぎ着けましたが、国民民主が主張する103万円の壁については参院選まで先送り。

メディアの報道は、そのことばかりですが、異常気象に備えた農産物の改良に特別の予算がついたわけではない。無関心だとは思わないが、環境問題に歪曲化されてしまっている気がします。

あえて書き込んでおく。スーパーの精肉売り場、牛のバラ肉・2年前から100g・1.5倍、(牛のゲップが温暖化の原因だと、環境への配慮として飼育頭数が抑えられ、餌代も高止まり)増産余地は限られています。

米国産牛肉は韓国とメキシコなどの買い付けで競合。輸入単価は24年平均で20%以上上がっている。総輸入額は前年比で16%増えている。果物もそうです。バナナも定番のフィリピン産の横にラオスとかエクアドル産が増えています。フィリピンでは24年・大干ばつで生産不振、現地価格が高騰、他国へ移っているが調達費は増え11%増です。

コーヒー豆に至っては、ベトナムの干ばつの影響で24年のコーヒー豆輸入額は前年比20%増です。チョコレートの原料・カカオ豆も異常気象が直撃、世界生産の半数を占める西アフリカが多雨・病害の発生で価格が高騰・輸入額が8割増とそれこそ異常値を示す。

政府が推進する農作物の輸出・メディアは盛んに煽るが、24年・水産物を合わせて1兆3427億円と前年比4%増えたとはしゃいでいるが。輸入の方が規模も伸び率も圧倒的だ。食料安全保障を誰が真剣に考えているのか?疑問が残ります。

それに円安が拍車を掛けている。200円にでもなれば、食品輸入は15兆円時代になると試算されている・・・となると、単純計算でもスーパーの店頭価格が数10%以上高騰することになる。今の国力の衰えではありうる話です。

話は戻るが。食品の自給率を上げねばならないと言われ、30年以上です。生産者人口の減少と言われて30年以上です。異常気象と言われて20年近くです。経済成長には金融緩和が必要と日銀が輪転機を回して紙幣を印刷し続けて、15年です。円安の根本要因です。

どこかで、この負のスパイラルを止めない限り。
スーパーに満足に食品が並ばなくなるのではと・・・食品輸入費高騰に危惧するのですが。杞憂でしょうか?Goto

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