広告の役割と使命・・・

働くってことは格好良いことではない。人間だから働くのです。

「うぅ〜ん」と唸った。こんな広告を目にしました。(写真参照)
コピーは「U-30に聞いた。広告業界の「ここ」が好き」
一番考えた人が、一番になる。(広告業界6年目・デジタル営業部長)です。
広告主は「JAAA」(一般社団法人・日本広告業協会)

我が社が加盟している「JLAA」(一般社団法人・日本地域広告会社協会・吉田大助理事長)とは違います。JLAAは47都道府県に会員を持つ「地域広告会社」の小さな組織です。目的は「会員間の情報交換」を通して「地域社会の活性化に寄与する」ことです。創立22年になります。

JAAAは1950年創立・広告を考え、広告を育てるために誕生。日本の広告業界を代表する組織です。電通を始め150社の会員を有し、日本の総広告費約7兆6730億円(24年・電通調べ)の約7割を占めています。

この規模はJAAAの社会的責任も重大。広告が社会に果たす役割を果すために、JAAAは いっそうの努力を続ける。目的は会員の共通する利益を図るため、広告業の健全な発達と広告活動の改善向上に関する事業を行い、併せて我が国経済の発展と国民生活の向上に寄与すること。

事業内容は・・・広告業の経営合理化に関する調査・研究・施策の推進。
広告倫理の向上運動の実施。関係機関、内外諸団体との連絡及び斡旋など
7項目があります。歴史と実績を積み重ねた広告業界最高峰の団体です。

そのJAAAがなぜ。この広告を新聞に掲載したのでしょうか。
広告の内容は、5人の優秀なアドマンが「いかに広告の仕事が素晴らしいか」を
(戦略プランナー・デジタルコミュニケーションプランナー・デジタル営業部長・ビジネスプロデューサー・CMプランナー、コピーライター)語っています。

戦略プランナー氏(6年目)は「広告の仕事をしてきた6年間・ひとつとして同じ仕事はない。プランナーとして夢中で生きられる。もしかしたら推しに会えるかも」と。デジタルコミュニケーションプランナー氏(5年目)は「この仕事は毎日同じことの繰り返しはない。多様な業種や業界のことを知れる」と。

デジタル営業部長氏は「どれだけ価値を作れるかは自分次第。やりがいがありホワイトです。自主的に学習したかったらそういう時間は取れる」と。
ビジネスプロデューサー氏(7年目)は「どうしたら人が動いてくれるかを考えること。コミュニケーションが基本。どうしたら人に届くか。試行錯誤するのがこの仕事の魅力」と。

CMプランナー・コピーライター氏(5年目)は「仕事って結局、人生の時間の中で大きな割合を占める。夢中になることが重要。大事なことですが、広告業界はいい人だらけ。色々なイメージがあると思いますが、結局、真面目で真摯な人じゃないと続かないと分析しています。安心して入ってきて下さい」と。

広告業界に就職する。素晴らしいと思いませんか。
ぜひ、あなたも広告会社の門を叩いてみて下さい。

私はJAAAのこの求人広告・なるほどと思うのですが。
CMプランナー氏に言わせた「安心して入ってきて下さい」に広告の意図がわかりました。だってです。どことは申しませんが。東京五輪を巡って、広告会社って何をやっているのだ。そんな社会を欺くような職種は選ばないと、若者の広告業界への応募が下がっているのです。その責任を感じた求人広告なのです。

私は申し上げたい。
広告の仕事は決して格好良くもない。もちろん簡単でもない。
広告の仕事に必要なのは「愛する地域を元気にする」その使命感と
パッションがあるかどうかです。私は「自分と自分の周りの人々の幸せのために」自分の人生を賭けることができるかどうかだと思っています。Goto

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