青春ドラマ

勝利の方程式は、強い意志とチームワーク
6月14日付のブログに、「母校のために」と題して
夏の高校野球の話題を書きました。
昨日。猛暑の中、岐阜予選の決勝戦が行われ、「岐阜市立岐阜商業高校」(市岐商)が
代表に決まりました。おめでとう。頑張りましたね。
秋田監督、優勝インタビューで「この夏は勝たねばならない宿命を背負って戦いました」
「悔しい思いを続ける子供たちがやってくれました」と重い言葉を述べました。
主将は「春のセンバツ、選に漏れ。悔しい思をしました。母校のためにどうしても
甲子園に校歌を響かせなければならないんです」と喜びよりも悲壮な決意を語りました。
高校野球は一発勝負です。強いから。上手いから。打つから。好投手がいるから、
勝てるものではありません。チームワークと強い意志がなければ、甲子園の切符は手に入りません。
7月15日号、ぎふ広報には、市の財政が厳しい。市岐商は教育行政の選択と集中?
の視点で将来的に廃止するとの教育委員会の方針を掲載。市民に理解を求めています。
また、次のページには、岐阜市立岐阜商業高校の移管に関する学校法人立命館からの
提案概要も合わせて掲載されています。そうなんです。市岐商は無くなるんです。
秋田監督の重い言葉「宿命を背負って」とは、蛇の生殺しのように痛めつけて廃校にする
「当局」の曖昧な対応と、先が見えない不安に駆られる在校生の悩みを代弁したものです。
主将の「校歌を甲子園で」の悲壮な決意は、母校の名を高め廃校を阻止したい、
そんな純粋な思いから発せられたのでしょう。
インタビューで監督は、記者の「甲子園で目指すのは?」との問いに「頂点です」と。
さてさて、この強い意志とチームワークで、甲子園で勝ち進み、校歌が流れたら。
勝利インタビューで「廃校にしないで下さい」と訴えたら。
それこそ、日本中が沸きかえる青春ドラマじゃないか。
暑い夏が、さらにヒートアップしそうです。
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