木曽川

なーんだ。そんなこと、当り前じゃないかと・・・思うのですが・・・。
今更何ですが。日本列島は狭くなりました。今週は名古屋通いが二度ありました。もともと、岐阜駅から名古屋駅までは、JR快速で18分ですから、とても便利なんですが・・・・・。
我社から岐阜駅まで。快速の待ち時間。名古屋駅から目的地まで。と計算しますと、やはり一時間ではとても足りません・・・・。車ですと都市高速道路のお陰で・・・それも、市内の南の端、名古屋港でも大方40分もあれば・・。
時間によっては高速料金も半額。とても便利になったと同時に、山国岐阜から遠いはずの海まで、アッという間。ひと昔前では、考えられない時間です。日本列島も狭くなったものです。
高速道路の効用を話したいのではありません。今週は、雪に祟られた一週間。岐阜県下では、仕事に支障をきす大変迷惑な雪ですが・・・・。
名古屋を往復する車中で、高速は時間を短縮するが、自然環境を変えるわけではない。と当り前のことなんですが、時間と環境、地域と距離について、何となく納得しましたから・・・
岐阜(美濃)と愛知(尾張)の県境には、木曽川があります。
高速道路で突っ走ってますと、どこが川なのか。どこから尾張なのか分からないのですが。それが、木曽川だけはよく分かります。景色が変わるからではありません。気候が変わるからです。
岐阜市内。10センチ以上の積雪で、尚も雪が降り続いているのに、木曽川を過ぎると、雪はぴたりと止んでいるのです。雪は北から吹雪いて来て、濃尾平野に降り注ぐのですが・・・。木曽川まで。雪雲はそこから南にはいかないようです。不思議ですが・・・・
もちろん、反対も。名古屋から岐阜に向かい。冷たい雨(雪じゃないんです)が降っていても、木曽川を渡ると、雪が舞っています。
人間は利便性を追求するのですが、時間を短縮することは可能ですが。自然環境までも変えることはできないのですね。
戦国の世から、木曽川を挟んで尾張と美濃は確執を繰り返してきました。その原因が、何となく分かったような気がして・・・。         雪のお陰(迷惑)??で、変なことに、納得した一週間でした。                                                       Goto

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