全日本実業団女子駅伝

故郷の・・冬の風物詩が・・・・また一つ・・・・消えます。
ウォーキングで毎朝立ち寄り、軽いストレッチをする場所があります。岐阜県営の総合スポーツ施設「メモリアル・センター」の長良川競技場に繋がるサンサンデッキと称する高台です。
そこに、シドニー五輪マラソンで優勝した高橋尚子さんのゴール姿をモチーフにした銅像があります。(写真参照)高橋さんは岐阜市の出身で、我らがヒーローです。
故郷岐阜市の夏の風物詩が長良川の鵜飼なら、冬の風物詩は、今年で30回目を迎える「全日本実業団対抗女子駅伝競走大会」です。この大会、産声は三重県で上げたのですが、第二回から岐阜に移り、日本女子駅伝界の一大イベントとして育ってきました。
勿論、高橋尚子さんもリクルートの選手として活躍(先日彼女を採用したリクルートの幹部とお会いしました。とても優秀な方で勉強になりました)、岐阜を駆け抜けることでオリンピックへの道を歩み、金メダルを掴んだと思っています。
今朝も明日の開催を控え、第一走者とアンカー達でしょうか?メモリアルセンター周辺でトレーニングに励んでいます。その溌剌としたランニング姿を目にしますと、今年も暮れるんだなぁーと、感慨深くなります。
この大会を盛り上げようと、市民も総出で支援・・・・我が家にも86歳の母が老人会から配布されたポスターを誇らしげに塀に張り、例年のように、明日は陸上競技場に応援に行くと張り切っています。
30回の歴史を重ね・・・女子駅伝の黎明期を刻んだ岐阜大会は今年で終り。来年から開催地を宮城県に移すそうです。「故郷岐阜での開催が今年で最後かと思うと残念な気持ちになりますが、私も含めてこれまでに出場した選手の心には、岐阜で走ったことはずーと心に残ってます」と高橋さんがコメントを寄せています。
行政支援が打ち切られ、地元のスポンサーが手を引けば・・・・やもうえないのですが・・・・元気が無く、閉塞感に覆われる故郷岐阜。この街の冬の風物詩が消えるとなると・・・・残念です。淋しいです。
我々故郷を愛するモノが手を携えて努力すれば・・何とか出来たのではないかと思うと、情けない思いです。故郷を盛り上げてくれている高橋さんに申し訳ない。              Goto
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