衆愚政治

聖者の仮面を付けた・・・ファシズムの足音が聞こえるのだが・・・・
クリスマスの日に、わざわざこんな鬱陶しいテーマを取り上げる必要もないのですが。プレゼントを手に無邪気に喜ぶ子供達の顔を思い浮かべると・・・この国の民主主義・・大丈夫かとの思いが募るモノですから・・・。
私はこのところ、あちらこちらで、機会あるごと、この国を奈落に貶めているのは「メディア」の無責任さにあると、声を大にして叫んでいます。
メディアの無責任さは、経済不安を煽り、寂寥感を増幅させ、閉塞感溢れる社会状況を作りだしているだけではありません。紛いなりにも、戦後、経済成長とともに培われてきた民主主義すら、瓦解させる恐れがあります。
その現状を、モノ申す哲学者「梅原猛」さんはギリシャのプラトンの時代に起こった「ファシズム」台頭直前の衆愚政治時に酷似していると、解説しています。
プラトンの時代、ソクラテスが犠牲者となった政治は「民衆は自らが気に入った知も徳もない政治家を国家の長とするや、一転して彼をくそみそに批判し、次にまた同じく知も徳もない政治家に国を任せる」という衆愚政治が続いた。その結果、民主主義が瓦解、ファシズムへの道を突き進み、国は崩壊・・・・。
翻って日本の現状・・・まさにプラトン時代と同じではないでしょうか。「国民は好んで愚かな首相を選び、首相に就任したかと思えば、その首相をぼろくそにいい、また、次の愚かな首相を立てている」
ただ、プラトン時代と違うとすれば、知も徳も無い政治家かもしれないが、そのレッテルを張るのも、批判するのも、大衆ではなく、大衆に名を借りた、情報社会をリードするメディアである事実です。
私は・・・来年も首相を代えるようなことが起これば(菅さんが良いとは申しませんが)・・・この国は衆愚政治の極めとなり、ファシズムが台頭するのではないか。それも、聖者の名を借りて・・・・。
クリスマスプレゼントを手に微笑む子供の顔・・・その笑顔が永久にと願いつつ・・・
衆愚政治を助長する、メディアの無責任を糾弾する。             Goto

コメント

  1. Goto より:

    ご批判は良く分かります。
    では、民主党政権を2年も持たせず潰して・・・後、どの政党が舵取りを任すのでしょうか?
    自民党ですか??それとも官僚ですか(これが一番安心なようですが??)
    造反有理、破壊の論理は私達団塊世代の学生時代のスローガンでしたが。成熟したこの国で、壊した後・・・どうするかの展望もなく・・・メディアの尻馬に乗って無責任な批判を繰り返せば、立ち往生するだけではないかと思います。
                 Goto

  2. レモンハート より:

    私の意見はメディアはもっというべき。民主党には綱領がない。安全保障がない。こんな党にどうやって政治を任せられる。戦後に領土を増やしつづける軍事国家の隣国日本。遺憾に思う。ただ残念ですねといっているだけの首相。また公務員改革は全く進んでない。地域主権といいつつ公共事業をさらに減らし地方イジメばっかり。公共事業にかわる代案がない。なにをやりたいのかさっぱりわからない・・・。公務員の給料と子供手当てで10兆円くらいは浮くはず。本当に少子化がダメなの。子供がいなくても裕福な国はいくらでもある。子供手当て、公務員給料全部で尖閣の石油を掘り起こせば世界屈指の石油産出国になる。沖縄基地だってメガフロートをつくれば日米同盟も解決するはず。民主党には未来写真がない。目先ばっかり。私には選挙に勝つための政策にしかない党に思えてならない。

  3. 夏原健次 より:

    いつもお世話になっております。
    来年度の国家予算が決まり、税収の不足を補うために消費税増税が政府から求められそうです。国はお金が足りません。国家予算の無駄遣いは国民で削減することができます。全国ラジオ体操キャンペーン!毎朝6時30分のラジオ体操で明るい日本!が全国各地へ広がれば、運動不足のために無駄に使われていた医療費介護費が減少するようになりますので消費税増税も防げる可能性があります。ストップ消費税増税!全国ラジオ体操キャンペーン!毎朝6時30分のラジオ体操で明るい日本!が全国各地に広がることをお祈り致します!