年度末・・・

何のために・・この仕事をやるのか。
今日は今年度最後の日。三月決算の企業にとっては悲喜こもごもの日です。
今期を締め括り、明日からの新年度に決意を新たにする日であります。
例年ですと、全社員に招集を掛け、入社式を行い、新入社員を祝し、引き続き、一年間の総括を踏まえ、新年度方針を確認して、懇親会で社内交流を深めるのですが・・・・。今年は取り止めました。
世の中・・自粛、自粛では経済が萎縮してしまいます。我が社の行事などちっぽけなモノですから、止めなくても良いのですが、懇親会に掛る費用を義援金として被災者にお届けするのも、この大震災に対する全社員の気持ちと判断しました。
赤十字社を通じて、思いを被災者に寄せます。
とは申せ、入社式は、執り行います。若者の入社を祝うのを自粛する必要はありません。
全社員で入社を祝します。決意も新たに、御両親、ご家族、関係者の喜び、期待に応えてくれると信じます。
広告業界のこの一年は、まがいなりにも昨年を上回る見込みでしたが・・・大震災で、一変。
見通しが不透明になりました。総括よりも・・・新年度をどうすべきかに、直面しています。
こんな時こそ、「何のためにこの仕事をやるのか」を問い直し、創業の原点に立ち返り、理念である「地域社会への貢献」を如何に具現化すべきか・・・・本道を愚直に進むことからスタートすべきと考えています。
新入社員は戦後最大の国難に遭遇しているこの年にアドマンとなります。
この仕事の役割と使命をしっかりと受け止め、若いエネルギーを最大限発揮してもらいたい。
そんな思いで、今期の年度末を迎えました。   Goto
追伸
大学で卒業式の中止が相次いだと聞きます。
おかしい。と、思います。若者が巣立つ式典を中止することが、被災者の気持ちを思うことだと、
中止した大学関係者が考えているなら、そんな大学から健全な若者が育つとは思えません。

コメント

  1. Goto より:

    人間は横着ない生きモノです。常に楽がしたい。贅沢がしたいと思って生きています。別段悪いことでもないと思うのですが・・・。でも、やはり、生かされているのですから生きていられるのです。だとすれば、折に触れ、時に触れ、原点に戻って考えて見る必要があると思います。我社も年度の初めには、「何のために」この仕事をと・・・生かされていることに感謝して、原点に立ち返り考えて見ました。
    Goto

  2. 夏原健次 より:

    おめでとうございます。
    また、被災地の再生をお祈り致します。