綺麗ですね。あなたは何を感じましたか?
昨夜も綺麗でしたが、今年の中秋の名月。例年になく、綺麗でした。
新聞各紙も、13日の一面にそれぞれの、思いを込めて、写真を掲載しています。
新聞を見て、どれだけの日本人が、満月に思いを馳せたのでしょうか?私は、旧暦の8月15日。9月の12日。十五夜の月を暫くジーと眺めていて、涙が止まりませんでした。
センチメンタルかもしれません。還暦を過ぎ、涙腺が緩んだのかもしれません。
でも、モノも言わず。誰に遠慮することもなく、静かに、東の空にまん丸に、光を受け佇む。
月って、不思議ですね。あの大震災で飲み込まれてしまった。二万五千余人が、あそこで、ホッと一息ついているように思える。天変地異に、いいんだよ。そんなに悲しまなくってもと、語りかけているようにも感じる。
故郷にデンと構える故郷の山、金華山の頂きに聳える岐阜城に掛かっていた名月も、何時の間にか、首が痛くなるほど、上昇した。星の明かりもない。雲もない。満天に、ただひとつ、万感の思いを秘めて、孤高の名月。
月よ月よ。名月よ。心の憂さを一身に背負って輝いてくれて、ありがとう。
花鳥風月、日本の四季。モノの哀れとは、今宵の月よ。 Goto
9/12 18:40頃
会社の屋上にて
9/13朝日新聞 毎日新聞 読売新聞
9/13中日新聞 岐阜新聞
コメント
コメントありがとうございます。
岐阜市長が一期目のころ、彼が、なれない立場で、苦労してるだろ・・・・。
そんなことを思いつつ、励ます方法はないかと、空を見上げた時、とても、寒い夜でしたが、岐阜城に満月が掛かっていました。
思わず、携帯に「おい、おまえの今いる場所から、空を見上げることができるか?」「突然なんだ」「満月だ、俺の場所からは、岐阜城に掛かってみえる。綺麗だぞ」「・・・・・」そんな会話もありました。
どうも、最近は、花鳥風月よりも、箱モノつくりに興味があるようです。哀しいな。。Goto
こんばんは。
僕も、星空を眺めながら
社長殿と同じようなことを思ってました。
大震災で津波にのみ込まれた
25,000の星々の悲しみ、
それを慈しむ月。
月が、ここは津波もないよ、
心配しなくていいんだよ….、
星々にやさしく語りかけてました。
亡くなられた方の
家族や友人たちも同じ月をみて
僕と同じことを思っていたんじゃないのだろうか
そんな思いが胸いっぱいにこみあげてきました。
月はやさしくて、包容力のある
慈しみの月そのものでした。
そして、野辺の虫たちも『慈雨の夜曲』を
奏でてました。
なんだか、せつなく心に残る夜でした。
サイダーの 泡立ちて消ゆ 夏の月
私の好きな俳人・種田山頭火がこんな句を作っています。
今の時期は、秋の季語とするにはまだ早いように思う仲秋の月ですね。
でも社長さんのおっしゃる通り、あの震災で亡くなった、多くの命を包み込んで呉れるような…、優しい優しい月光でした。