三十一文字

天声人語の書写に思う。
私は、俵万智さんの短歌が、大好きです。(柄にもないと、思われるでしょうが)チョコレート革命もさらだ記念日も読みました。ついでで、申し訳ないのですが、黛まどかさんの、俳句もいいですねぇ。彼女達って、なんて潤いのある感性なのかと・・・
我が社では、すべての社員、スタッフが、毎朝、朝日新聞の天声人語を、書写しています。
(中には、サボって、まとめ書写してる人もいるかしれませんが)始めようと呼びかけ、4ヶ月を過ぎました。私の思いでは、半年を超える頃から、とても、文学的なと表現ができるようになるのではと、密かに、期待しています。
機械科で男の子の中に女子一人それを覚悟で目指す夢あり。(覚悟が、いいですねぇ。)
(水津梨亜奈さん・高校1年)
顔知らぬ名前もしらぬ人達に生きてて欲しいと願った三月。
(門脇優衣さん・高校2年)
夏空に白くたなびくバスタオル遥かに見える雲と重なる
(高橋昇太郎さん・高校3年)
いつの間に大人と呼ばれる歳になりわたしはわたしに置いてかれてる
(結城舞子さん・大学2年)
雨を行く新幹線の窓ガラス走れ走れ雨つぶねずみ
(小林真夕さん・小5年)
天声人語1/16付。現代百人一首から。
弾けるような若者の短歌。素晴らしいですね。
三十一文字(みそひともじ)に込められた思い。この国に生まれ、この国に育ったモノにしかできない感性ですね。感動して読みました。
放っておきますと、時間は刻一刻と過ぎて行きます。時間を無駄にしないためにも、目の前の現実、自然、一瞬の出来事に注意を払い、感性が磨かれた生き方をしたいものです。
天声人語を書写する中から、俵万智さんや黛まどかさんのような豊かな感性を発揮して、短歌や俳句での表現を楽しみ、潤いのある人生を歩んでくれればと願います。
ひと文字の辞書引く意味に頷きて世の機微学ぶ天声人語 Goto

コメント

  1. Goto より:

    決めたことを日々やり続ける。
    それが、天声人語の書写であれば、国語力を身に付けることになると思っています。国語は知の基礎です。基礎訓練の繰り返しは嫌なものです。人間嫌なことを続けるとプロになります。
    Goto

  2. より:

    名文を書写して己の血肉とする?。
    可能性を広げる行為ですね。