情けない話だが、日本の首相よりも米国の大統領。
米国の大統領が、共和党か民主党かいずれの党から選ばれれるのか?太平洋の向こうの話。異国の話と無視してはいませんか?とんでもない。日本は米国の従属国です。それが、嫌だと感覚的に、あるいは、そうではないと思いたいから、否定するのは結構なことですが。
現実は。米国の経済危機が深刻化、現実味を帯びています。それが、日本のデフレ不況が恒久化している原因です。日本の株安、円高基調、景気が一向に回復しない要因は、まさに米国にあるのです。そのことに、思いが至らねば、残念ですが、日本経済を語る資格はありません。
オバマ大統領は民主党政権です。三年前。日本は政権交代で民主党政権になりました。それによって、日米の関係は良好になりましたか?鳩山・小沢政権は、東アジア共同体と称して、中国に軸足移そうとしました。が、オバマ政権はそれを許しません。
その結果。菅・野田政権は自民党時代よりも、米国の核の傘に依存しようとしています。それが、良いとか悪いとかいっているのではありません。日本は米国の属国ですから。米国の大統領が民主でも共和でも、米国からみれば、同じです。それを承知の上で。承知できない人も認めて。米国の大統領選挙を注視せねばなりません。
ロムニーを大統領候補に指名した共和党。新綱領を発表しました。米国の場合は、新たな大統領候補を使命すると、その政党の綱領も、その都度、候補者の考え方に合わせて、変えるようです。日本の様に、平和憲法金科玉条。後生大事にしたりしないようです。
特徴的なのは、外交・安保で、力を通じた平和の党だと断じ。オバマ政権は中国・ロシアのテロに弱腰だ。国防予算の大幅削減は、国の安全保障に大惨事をもたらす。ミサイル防衛組織的に弱体化させてはいけない。協力で効果的な戦術核は抑止力として必要と明言。
国連とも行動を共にするが、米国は独自に進む権利を常に保持すると、国際警察の役割を担い、強い米国を標榜している。北挑戦にも強行姿勢で望み核放棄を迫る。中国に対しても、明白な必要性なく軍備の拡張は許せない。南シナ海で情勢を不安定化させることは認められない。と、強気。
残念だが、我々に米国を変える力はない。勿論、我々自身の手でこの国を護る軍備も力もない。
ただただ、存在するのは、米国から、ある程度の自由度で、手綱を緩められているだけである。
経済も共和党政権になれば・・・税体系を簡素化して、法人税を引き下げ、社会保障を切り詰めてでも、成長させるとの決意を示している。となると・・・・
米国の景気が回復すれば、日本の経済も回復するのではないか。米国に共和党政権が誕生すれば周辺諸国に領土問題で脅かされることもなくなるかも。海の向こうの大統領選挙だが。日本の総理大臣がどこの政党でも、誰になっても同じなら、尚更、大統領選挙が重要かも知れね。
涙が出るほどに情けない話だが。Goto
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