やれやれ

マニュアルと自己保身では、如何にも情けない。
朝っぱらから、うるさい話だが。どうも気になるので。
このところ、出張続き。当然、JRや名鉄、飛行機を利用するのだが。車内というか機内アナウンスが、天気予報の口はばったさと同じでやけに耳触り。
台風が接近してます。荒れた天気に注意して下さい。南から湿った空気が流れ込み、太平洋側では、大雨に注意して下さい。地盤が緩んでます。土砂崩れには気を付けて下さい。どうやって気を付けるんだ。何とも真実味のないコメント。実際に事故が発生した場合の言い訳・・・・
そうなんです。車内アナウンスも、ほとんどが。言い訳。それも、乗客は、檻の中に入っているようなものですから。何をアナウンスしようが、聞こえてしまう。「駆け込み乗車は危険だからおやめください」「携帯電話はマナーモードにしてお客様の迷惑にならないように」・・・・。
すし詰め。早く、目的地に着かぬか。あるいは、肩身の狭い思いで新聞や雑誌を読んで、一時をまぎらわしているのに。ああせい。こうせい。と煩いったらない・・・。
JR東海道線。「不信な手荷物は乗務員に届けて下さい」って、若い女性の車掌さんが言うのも違和感を覚えるし。「今週はウォーキングデー。こぞって野山に出かけましょう。その際には、JRでどうぞ」だって。どうなってるんでしょうかねぇ。車内アナウンスは面白い媒体になるかもと、思うのは広告屋の宿命かと苦笑いだが。
天気予報のついでに促す注意も。親が子供に諭すような電車内の説教も。一見親切ごなしだが。実はそうではない。マニュアルです。もしも事故が起こった場合。そう言ったでしょ。そう書いてあるでしょ。と弁解。反論できるようにとの保身。乗客のためではない。自分たちのため。
そうでないなら。酒飲んで騒いでる乗客やこれ見よがしに化粧する女学生。踏ん反り返って何席分も平気で占有するとっぽい学生に下車せよと、注意しなさいよ。だが、そんな恐ろしいことはしない。
私は電車のマナーを言っているのではない。何事も身に降りかからぬように。マニュアルを作って保全・保身にキュウ、キュウとするそんな、交通機関の不誠実さに腹が立つのです。この国は肝心なところは欠落して、どうでも良いことには過剰だ。やれやれ。Goto

コメント

  1. Goto より:

    ナガラ様。面白くブログを拝見しました。
    中国権力者にとって、「反日」は錦の御旗ですか?分かるような気がしますが。つまりは、鄧小平が、棚上げにしたのは尖閣諸島であり、中国人反日感情は残ったままなのですね。
    Goto

  2. ナガラ より:

    追伸
    中国情勢に関して、下記のブログが面白いですよ。
    私の友人の中国人とも、中国から帰ったばかりのビジネスマンの話とも一致し、現況を冷静に把握しているように思います。
    http://www.maya-fwe.com/4/000233_J.html

  3. ナガラ より:

    野田さんが、無能だとは思っていません。
    それどころか実は、自民政権を含め最近の総理の中ではまともな方だと思っているのです。
    石破さんに期待する気持ちもあるが、評論家的で実際の運営に疑問が残るし、なによりも、自民党政権に戻って欲しくない…。
    粒の小さな民主・自民の9人の内では、消去法ですが一番マシなのでしょうね。
    だからこそ、『緊張感を持って適切に対処するよう、指示しております。』なんて、言って欲しくはなかった。
    質問を変えてもこの答えで通用する、単なるアナウンスですよ。

  4. Goto より:

    納得です。外務省の機密費を増やさないとダメです。額や使い道に、マスコミが、目を瞑る。その度量がないと、何にもできませんね。
    ナガラさんと、意見が違うのは野田さんに対する評価です。私は、消費増税まえにやらねばならないことを、もう少しやると思ってます。しかし、ナガラさんは、無能扱いです。では、誰ならやれると思われますか?自民党の4人ですか?子どもと、御宅族じゃないですか。現時点では他にいないと思うのですが。Goto

  5. ナガラ より:

    前にも書かせて頂きましたが、外交は武器を持たない戦争。
    ある意味、北朝鮮のやり方は外交の手本になるかもしれませんね。
    国の在り方の違いによって、手の内を隠すことのできる中国とオープンにせざるを得ない日本の差はありますが、それでも対抗する方法はあるはずです。
    共産党大会を前に行われている、中国の権力闘争につけ込むくらいの気概を持った対抗策を、外務省に探らせる…。
    野田総理の応答は、『マニュアルと自己保身』そのものではありませんか?
    言葉に裏があることを祈るのみです。

  6. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    ボロクソに批判されますが。
    野田首相の尖閣諸島国有化の判断、対応間違っていないと思います。
    対中国への受け答えも、現時点では、これ以外、これ以上はないと思います。冷静に、しかし、言うべき時に言う。日本国を預かっているのですから。これ位の慎重さで、丁度よし。だと、思います。
    Goto

  7. ナガラ より:

    そうなんですよね。
    でも、これを国の代表が云うのはどうかと…。
    ぶら下がり記者:『尖閣に対して中国でデモが頻発していますが、どのようにお考えですか?』
    野田総理:『緊張感を持って適切に対処するよう、指示しております。』