赤字法人率

アントレプレナー支援とベンチャー精神・・・・
日曜の朝の話題に相応しいとは思えないのですが。
秋田のJLAAの仲間から頂いた資料を眺めていて。改めてなんですが。この数字って、この国が抱える抜本的な問題ではないのか。そんな思いにかられましたので、考えて見ます。
日本の申告法人数。この10年で06年の285万をピークに下がり続け、11年度では250万にまで減少しました。震災の影響もあるのでしょうが。5年増減比で30万社も減るのですから。年間で10万社以上の法人が姿を消していることになります。
と、いうことは。経済活動が停滞し、当然に国力が低下することになります。
廃業や倒産は世の常。致し方ないのですが。起業が少ないと、社会の活力は一気に衰え、経済は音を立てて壊れます。アントレプレナーはベンチャー精神によって培われるもの。バブル崩壊から30年。
未だバブルの亡霊に取り憑かれているのか。それとも事大主義、享楽主義が蔓延して、身動き取れなくなったんでしょうか?如何にも、チャレンジャーが減少とは情けない数字です。それと、10年度のデータですが。大震災も影を落としたのでしょうが。赤字法人率が、3年連続で前年水準を上回り75,7%となったと。
法人数ですから。事業赤字とは違うのですが。それにしても。この国で、黒字の申告をしている法人は4社に1社ってことになります。景気が悪い証左でもありますが。法人数の全体が減り、申告赤字の法人が増える。最悪の事態じゃないでしょうか。
円高も、株安も、貿易収支赤字も、そして、デフレも、なんとかせねばと、言い続けて30年。その結果が。法人数の減少と赤字法人率の上昇中では、暗すぎます。打つてはないのでしょうか?誰もどうすることもできないのでしょうか?
そんなことはないはずです。政財官一体となって、アントレプレナーを育成し、ベンチャー精神を喚起する政策を打てば、日本経済に再び日が昇ると信じます。なぜだか。秋田でいただいた資料を見つめながら。日本海の暗い海が・・・・Goto

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