老害芸能人

秘書部長がうつむいてほくそ笑んでるんじゃないの。
川淵三郎元Jリーグチェアマンが、私の好きな阿川佐和子さんの番組で「あの時、ナベツネさんの理不尽な批判がなければ、メディアが私の考えを取り上げず、今のJリーグの繁栄も、私自身もなかったかも知れない」と、逆説的に読売の渡辺恒雄主筆の横暴を・・・・20年前の読売ベルディJリーグ脱退の経緯と重ねて語っていた。
ナベツネさんは、今や新聞社の主筆というよりも、読売グループの総帥というよりも、何かに付けメディアに話題と申しますか?ネタを提供する「老害芸能人」のような存在です。グループの傍若無人の記事には何とも思わないのでしょうが、他紙、取り分け週刊誌の戯言は・・「許せない」お嫌いなようです。
11/9付の読売朝刊では読売新聞東京本社は週刊文春に掲載された「ナベツネの違法行為を暴露する読売現秘書部長爆弾日記、公開!」と題する記事に、「名誉が著しく毀損されたする抗議書を発行元に送付した」と社会対抗面のトップで掲載しています。
そこまで読売新聞がムキになって、記事にするものですから。思わず週刊文春を買ってしまいました。で、読んで見ましたが。何のことはない。高齢ゆえに運転免許の更新に講習が必要にも拘らず、面倒なので、警視庁に頼んで「講習を免除」してもらったって、言うだけの話。それが、ナベツネ糾弾爆弾日記の違法行為だって。
そんな程度のことを、鬼の首を獲ったように書く方も書く方だが、どうせ、自分で運転などしないのだから、どうでも良いようなことに、目くじら立てて、大新聞が週刊誌に「抗議書」を送り付けるのも、大人げないったらない。
想像するに。読売東京本社の幹部連中が「老害芸能人」に呼びつけられ、「俺は怒ってるんだ。何とかせい」と怒鳴りつけている姿が。それを暴露の秘書部長がうつむいてほくそ笑んでいる姿が。そんな役員室の光景が、目に浮かぶ。
やれやれ。川淵さんではないが。発行部数減少著しい週刊誌を助けるための、抗議書だとすれば、流石に「老害芸能人」お怒りの芸も細かいと言わねばなるないのだが。日本国が危急存亡の時。新聞の役割、使命は、そんな抗議書を週刊誌に送りつけたことを掲載することではないと思うのだが。
これが、日本一の発行部数誇る大新聞なんですから・・・Goto

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