連合さん何処に?

私は、稲盛和夫さんに聞きなさいって言いたい。
長すぎて、読む気がしない。なんて、キツイ一発を、いつも優しく見守ってくれる友人から頂きました。恐縮です。簡潔にせねばと努力します。2/18付。毎日新聞朝刊「オピニオンのページ」論説委員の視点「大平さんに聞いては」に考えさせられました。
大平さんとは、吉田茂・池田勇人ら、いわゆる自民党保守本流の「宏池会」を率い・・一般消費税の導入を目論み、「田園都市構想」「環太平洋連帯構想」を意識した知的な、保守政治家で「鈍牛」といわれた「大平正芳」元首相のことです。
考えさせられたのは、「アイデンティティー・クライシス」(自己喪失)に陥っている民主党。
総選挙で大惨敗。茫然自失状態の中、綱領づくりという自分探しを始めたが。「共生社会」などと、ピンとこない内容に・・・大丈夫かいな。と、心配して。
タカ派路線が自民党の主流なら。民主党は「戦後保守の軽武装」「経済重視」で安定成長ビジョンを掲げた、大平さんのハト派路線を継承するくらいの大胆さが、必要ではと・・の提案。
嘲笑気味の視点だが。毎日新聞の民主党よ頑張れ。「国を次世代に引き継ぐため、どの瞬間も謙虚に政治に向き合う大平さんが重視した「エタナールナウ」(永遠の今)な姿勢から逃げてはいけない。」との叱咤激励には違いないのだが・・・
でも。民主党支援新聞である毎日がこのような視点(社説)で書くってことは。民主党が本当に「レゾン・デートル」(存在意義)を失ってしまったことの証明とはいえないだろうか。
私的には。民主党最大の支持母体である「連合」さんよ・・・あなたは何処へ行ってしまったの。あなたの立ち位置と描いた理想が潰えたのが・・・民主党のアイデンティティー・クライシスから立ち直れない本質だと思うのですが。あなたもレゾン・デトールを失ってしまったのですか。
未来を描けない時代には。必ず、過去の遺物を取り出して模倣しようとする。私は大平さんに聞いてはいけないと思う。保守本流も革新も、もはや、過去の遺物。むしろ。JALを立ち直らせた、稲盛和夫さんに聞いてみてはと、民主党と毎日新聞に言いたい。
と。私なりに民主党への注文ですが。簡潔って難しい・・・Goto

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